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松永天馬さんと「話す、ロリィタファッション」



「話す、ロリィタファッション」


9月16日は新宿ロックカフェロフトにて、
アーバンギャルド・松永天馬さんの月例トークイベント
「話す、松永天馬」にゲスト出演させていただきました!
テーマは「話す、ロリィタファッション」。
会場も満席御礼でした、ご来場頂いた皆様ありがとうございます!

ご自身がリーダーをつとめるバンド・アーバンギャルドでは
「ロリィタ服と機関銃」(Apple Music)や「少女にしやがれ」(YouTube)など
ロリィタをモチーフにした詞も書かれ、サブカル全般に造詣の深い天馬さん。
そんな天馬さんとのマニアックなトークイベントなので、
ロリィタの定義や歴史に関するわかりやすい解説も話しつつ、
精神面やいろいろな問題、未来の展望に迫るようなお話ができたらな、とイベントに臨みました。

イベント前半は、こちらで用意した年表をみながら、
ロリィタファッションの定義や歴史、
ロリィタとコスプレが混同される問題についてなど、過去に遡ったお話を。

そして後半では、ロリィタと文化盗用、トランスジェンダー、エイジングなどのテーマや、諸外国に広がるロリィタファッション、最近気になるファッションのキーワードなどについて語りました。

今回は大学の授業みたいな雰囲気!?でしたが、あくまでも私が中学時代からロリィタの絵を描いたり着たりしてきた愛と執着の放出であります。
天馬さんの幅広いサブカル知識&経験の安定感もすごくて、私もハイテンションで白熱トークした約2時間でした!

思えば10年前の私は23、4歳で、「ロリータと装甲」というテーマにのっとって雑誌で文章を書いていたり、
著書のコミックエッセイの『妄想娘、東大をめざす』も、「ロリータ服で闘う」というテーマで描いたりしました。
当時は確かに闘ってた。かわいい世界に身を包んでいるだけで、どうしてナメられなきゃいけないのか、と。
だから好きなお洋服を着て胸を張れる自分になりたいと努力したり、知識を身につけたり、必死だった。
個人的には、性的な目で見られるとか逆にモテないとかのどっちでもなく、「もっと知的な服を着たら?」とか「頭お花畑」とか言われるのがいちばん嫌でした。
30歳を超えた今になってようやく、ロリィタって「知」です、と言えるようになったな、と実感しました。
そして、もう闘わなくていいんじゃないか、いや「闘わされなくて」いいんじゃないか、みたいな気分になってきた。

そんな中で、今回のトークで天馬さんがおっしゃっていた「自分の国を作って生きる」という言葉がとてもしっくりきました。
ロリィタは装甲を超えてもはや国。
私の国では戦争は終わりました。
誰にも迷惑かけず、自分だけの法律で、自分だけの国を守りましょう。
それで国際交流がたまにできたら幸せかもね。

今回トークの中で取り上げたテーマのいくつかは、またちゃんと文章にまとめられたらいいなと思っています。絵で描きたいイメージもたくさん湧きました。

松永天馬さん、来てくださった皆様、ありがとうございました!
またこんな機会ができると嬉しいです。


ちなみに今回のお洋服は、瑠璃さんにオーダーメイドで作っていただきました!


《今回のトークに関連する私の執筆記事》

トークを聞いてくださった方もよかったら補足として読んでみていただけたら嬉しいです。


💿当日流したプレイリストです💿






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