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わからない事をわからないと言える人

最近気をつけていることは知ったかぶりをしないこと。

「わからない事をわからない」という事だ。

大人と認められる年齢の人ならば誰だって知ったかぶりの一度や二度、と言わず50回くらいは知ったかぶりしたことあると思う。50回は言い過ぎた、46回くらいはあると思うのよ。

知ったかぶりに慣れてしまうと自然反射的にするようになる。しかもなんとなくその場を切り抜けられるスキル(話題をかえたりとか)が付くから困った事になる。

段々と「わからない」と言えなくなるのだ。

それに拍車をかけるのが年齢。歳を重ねるごとに謎のプライドがニョキニョキと育っていく。始めの方はいいんですよ。新芽の頃は。でも放置していると、気が付いた頃には堅牢な大木に成長してしまい、ここまでくるともう「わからない」なんて言えなくなる。折れた時のインパクトが大きいから。

でもさ、知ったかぶりをした時って心がキュッとならないだろうか。

知ったかぶりをしている自分を客観的にみると物凄くダサいと感じはしないだろうか。無知の分際で何を格好つけてるんだと。

わからない事で恥をかく事、ある。舐められる事も、主導権を明け渡す事もある。でもそれがなんだ。まずは現状の自分のレベルを受け入れる事が大切だと思うのだ。受け入れないと乗り越えていけないからね。

大人になるとあれもこれもできなきゃならないと思ってしまうし、これもそれも知っていなきゃ恥ずかしいと色々背負いこむ人が増えるように思う。

でもたかが20年や40年生きたくらいじゃあ知らない事やできない事の方が多いのが普通だと思うし、知らないならばそこから学んでいけばいい。

わからないことをわからないと言える素直さ。

大人こそ大切にしたい姿勢だよね。

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