今回から組み立てに入ります。

まずは、BOX型のコインケースから。

はじめにコインケースのフタとなるところに

ホックボタン(オス)を付けた革を貼って

外周の穴あけをします。

フタの裏の様子。

穴をあけるだけで

表面のブルーム(ロウ成分)が

少し取れてきてしまいます。

繊細な革ですねえ。

こちらには

ホックボタンの

オス側を付けました。

こちらは向きが逆さまですが、

コインケースの横壁となるパーツ。

縫い合わせるたびに

コバ処理が必要なんですよね。

フタと横壁を接着して外周を縫い、

コバ処理しているところ。

結構複雑な形をしているので、

コバ処理中に

革の銀面(表面)に

傷がつかないように

慎重に作業を進めています。

この右半分を

画面左側の四角い面の方にに折り曲げると、

下のようにBOXコインケースの

形になります。

ホックボタンのメス側を先に

付けてから接着すると

比較的くっ付けやすいです。

これで一つめの難関

BOXコインケースづくり

完了です。

この形のコインケースを作れるようになるまでに、まずは平面にくっ付けない基本のBOX型のコインケースを作る練習をしました。

こんな形のものです。

BOX型コインケースを平面にくっつける方法がなかなか見いだせなかったので、

安売りしていた2つ折り財布(外ではなく、中にコインケースが付いているもの)を購入し、分解しました。

BOX型コインケースの部分を紙にトレースしたところ、きっちり平面に収まるようになったので、それを必要なサイズに変形させて自分が作る型紙としました。

頭の中や紙に書きながら立体図形を分析するのはなかなか難しいという時は、既製品を分解して参考にするという方法が一番理解につながります。

とはいえ、まったくのパクリはダメですよ。

参考にして自分が使いやすい形に変化させることが大事です。

オリジナリティーを加えるということですね。

次回もお楽しみに

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