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成功する人は、戦略家?戦術家?

成功する人は、戦略家?戦術家?
結論としては、どっちも成功する。
成功の仕方が違う。
この2つが兼ね備えた人やチームはどかーんと成功する。

売上を上げるのに時間がかかる人は、「戦術家の経営者」。
戦術家というのは、僕の考えだと、コツコツ目の前の仕事をこなしていったり、地道にモノを作っていく人?
「いいものを地道に作れば、売上げはあがる」と思っている社長とかですかね。
ただ失敗もしません。常連のお客さんの要望に忠実に答え、いやむしろそれ以上のことをやってあげる。
常連さんは大喜びしてくれる。「お客さんが喜ぶ顔を見るのが好き」という経営者だ。分かりやすく言うと、町の中華屋さんや定食屋さんがこのパターンかもしれない。潰れることなく50年と生きていける。自分はこういう経営者向きだとか、こういう経営者を目指したい方は、「戦術家タイプ経営者」を目指すといい。

僕も20年位は戦術家タイプの経営者だった。

それではもう1つ、「戦略家タイプの経営者」
戦術的なことは部下に任せて、どうやったら大きくスケールできるかや
どうやったらヒットできるか、ブランディングできるかなど
ビジネスの輪郭を考えている。
従業員とは違う所を見ている。
得てして、こういう経営者がいる企業が大きくなることがある。
もちろん考えていることがすっとんきょだったら大きくならず、
潰れていく。

なんか抽象的な話で分かりずらいので、売れる芸人と売れない芸人の例にして話してみよう。
例えば、とんねるず。とんねるずは、石橋貴明さんが戦略家で木梨憲武さんが戦術家。2つのバランスがあまりにもよく、天下を取れた。
ダウンタウンは、浜田雅功さんも松本人志さんもどちらかというと「戦術家」。なのになぜ売れたか? 東京に2人をよんだ優秀なマネージャーさんが「戦略家」だったのだ。

少し例が古くなったので、もう少し新しくすると、、。
オリエンタルラジオの中田敦彦さんは、完全な「戦略家」です。
どう見せることで売れるのかを徹底的に分析して、パフォーマンスをしていた。その結果、デビュー1,2年でテレビのレギュラーを獲得。ただまだ実力が伴っていなかったので、レギュラーはゼロになってしまうが。その後のYouTubeでの活躍も時代を捉えた戦略だった。
そういえば、オリラジもある意味、音楽ネタでデビュー。
一発屋的な存在だったが他の一発屋と違ったのは、中田さんの戦略術があったからだ。

 チョコレートプラネットさんの例も考えてみる。1つ上の先輩の中田敦彦さんが、こんな実力のあるやつはすぐ売れるって思ったにもかかわらず、実に15年は売れずにいた。彼ら2人は典型的な「戦術家」だったからだ。それこそ小さな小料理屋でコツコツと料理を作っていて、センス抜群の料理を出す。たまたまそれを食べたプロデューサーが、「こんな小料理屋でこんなうまい料理を出す料理人がいるのか」と驚き、有名店という名のテレビにひっぱりだしてきた。実に15年の年月が経っていた。そんな感じだ。シソンヌさんもこのパターンだと思う。

例外として「戦術家」がどかーんと売れる時がある。それは賞レースで優勝した時。ほとんどのお笑い芸人さんは、ネタ作りが好きな「戦術家」多い。売れるのには時間がかかり、一般ウケなどはほとんど考えない。そりゃ、売れない。ただ実直にネタ作りを続けていた東京03さん、バイきんぐさんは、キングオブコントで優勝してどかーんと売れた。

今、一番人気のオードリーは、実はとんねるずパータンに近い。
若林正恭さんは典型的な「戦略家」。
春日俊彰さんは典型的な「戦術家」。
売れないわけがない。

ビジネスの話に戻ると、
自分は手が届く範囲の商売でいいのか、どかーんと成功させたいのかを
よく考える必要がある。
どかーんと、成功させたいのなら、「戦略家」になる勉強をしなければならない。パートナーとして、自分のタイプではない人を迎い入れると、成功するスピードが上がるのは間違いない

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