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2-14|キリスト教のコンバージェンス【PPP-戦争論】

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歴史を俯瞰しながら向こう数十年に日本で内戦が起こることを予想する。日本の地理的性質に注目しシンギュラリティが社会をどのように変革するか、大胆に説明された本。21世紀中盤の主要なテクノロジーである自動運転についての考察をはじめ、この技術の悪用方法に触れながら、物流戦争を乗り切るための最新兵器「ドローンユニット」について解説する。




天体が3つあるだけで、天体間の重力が複雑に絡みあって、その天体の動きというのは複雑系になってしまって予測できないんですよ。2つの天体同士の相互作用であれば重力でこうやってこうやって動くよねっていうふうに予想できるんですけど、3つあると複雑系と言います。

ドローンも難しくて、制御の問題も今現在の最難関問題として残ってるような気がするんですよね。

テクノロジーが1発展すると10のことが見えるようになるんですよ、そうすると1しか発展していないのに10発展したように見えるんですよ。こういう構造っていつでもあると思ってて、シンギュラリティやコンバージェンスという言葉が近いかもしれません。

現代では科学が発展してるんですけど、科学じゃなくてキリスト教が発展してるときもあったんですよね。歴史にあんまり残ってないですけど、中世ヨーロッパでは本当にキリスト教が発展したんですよ。キリスト教が1発展すると10のキリスト教の可能性が見えるようになるんですよ。

中世のキリスト教ってコンバージェンスが起きているように思うんですよ。どんどん進歩している人類は無敵だと思ってたらフビライハンに瞬殺された。そういう話なんですけど、現代の諸問題もそういう問題です。
 




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