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古河の裁判所行ってきた 道草小景 #8/439

裁判ライター兼、観光ライター「普通」です。
このマガジンでは、裁判と旅行をこよなく愛する私が、
その中間にある「裁判所」にフォーカスを当て、町の観光要素なども交えながら、裁判所への道のりを案内していきます。

今回は、茨城県古河市にあります、古河簡易裁判所を紹介します。
以降は「古河の裁判所」と表記します。

古河というのはなかなか不思議な場所で、
まず読み方が「こが」というのが初見にはまず当てられない。

そして、これは特に知られていないでしょうが、今回の最寄である古河駅は茨城県内で一番最初に設置された駅のようです。
それはこの古河駅が、大宮と宇都宮を結ぶ東北本線という電車の歴史においても重要な背骨となる路線に含まれるからなのです。こんな立地もあって、一時期は茨城県内で2番目の人口の多さだったこともあるのだとか。現在は6番目らしいです。


そんな古河の裁判所を目指すとします。
裁判所のホームページによりますと、古河の裁判所へは
「JR東北本線古河駅東口から徒歩5分」とのこと。

という訳で、

JR東北本線「古河」駅からスタートします。

スタートしようと思ったんですけどね、

待合室がこんな状況だったので、いきなりテンションが下がってしまいました。
特にけが人など出ていなければいいのですが。

駅の改札は一つですので、普通に出ていただいて、外へは右の東口から出ていきます。
こんなにいろいろと行き先が書いてあるのに、裁判所の記載がないのは寂しくなります。

ちなみに反対の西口に行ったら、美術館やら文学館やらがあって、何かと楽しそうです。
古河は「関東の小京都」と呼ばれるような街並みらしく、もしかしたら西口方面がそういった文化的な部分が見えるのかもしれません。行ってないのでわかりませんが。

駅を出ます。広々としつつ建物なども建っていて、中堅都市としていい具合なのではないでしょうか。
ただ、よくよく見てみると、目の前の建物両方とも特に何も入っていない空きビルっぽくはあるのですが…
駅は真っすぐ進んでいきます。

ネーミングライツの案内。こういうのって、いくらくらい払えばできるんだろう、全然見当つかないや。
こういう立場になって、ありとあらゆる可能性を探っていかねばということで、いろんなことに興味を抱いている今日この頃です。

結城信用金庫。近くに結城市という茨城の市があります。
僕は本当に金融とかに疎いのですが、全国の信用金庫がまとまっているサイトを見つけることができました。茨城には水戸とこの結城の信用金庫の2つがあるそうです。
ついでにいうと、信用金庫のイメージガールさんは、僕の超タイプです、はい。

「ねじのコンビニ」。大人になると、こういった匠の商売にリスペクトできるようになるよね。
就活とかでも大人が、「大企業ばかりでなく、こういうネジをこつこつと作っている会社もちゃんと見なさい」って例にあがりやすい気がするから、ニッチな業界の中では認知度高い方だよね。

駅から300mほどいったところの、この角をに曲がります。
それなりに建物などはありますが、信号などはないので、見落とす可能性が高いです。
ですので、

この左側にあるルートインを目印にしましょう。

曲がった先でも、このように左にルートインがあります。
そこから少し行きますと、


大きな木が数本立っている小蓋宮稲荷がありますので、ここを右に曲がります。
この立派な木は、だそうです。

この欅は古河にとっては歴史的に重要なものだそうです。

かつて、このあたりは農業が中心でしたが、雹(ひょう)の被害に遭ったことがあるのだとか。しかしこの欅がそれらを蓋するように守ったことから、作物を守る神として崇められるようになったのだとか。
確かに、全てを包み込むような大きさを感じます。

そんな歴史的守り神の近くにある裁判所というのも乙なものです。
50mも歩けばにあります。

到着です。
距離にして500m近くあるので、5分はちょっと過ぎちゃうかなという印象です。

この日は次の撮影も控えていたので、これで終わりましたが、
言い方悪いですが、簡易裁判所が建っているくらいの土地をしっかり調べるのって、ちょうどいいくらいに面白いです。
どうしてトップクラスの町にはなれなかったのか、でも中堅の地としてどういう方が頑張ってきたのか、普通では知れない知識が身につく気がしています。

今後の裁判所の旅もまだまだ楽しめそうです。

今回の古河の裁判所のアクセスについて、動画でも紹介しています。
もし興味がある方は、こちらからも是非よろしくお願いいたします。


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