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心にも「慣性の法則」(別の角度から)

よくある話ではありますが、同じ状態で居続けようとするのが、物質界と同様に心の世界でもあるといわれます。

つまり、例えば、
ゼロから何かを始めようとするには莫大なエネルギーを必要としますが(何もしないままが楽)、逆に、何かずっとやっていたこと、習慣化していることは止めようとするにも、これまた莫大なエネルギーを要します(同じように続けていたほうが楽)。

今回これに同じことなのですが、もう少し別の方向から説明を付け加えたいと思いましたのは、
物理法則と同じですが、
(プラスにせよマイナスにせよ)加速度が加わっても(=変化を起こそうとしても)、速度はすぐには変わらないということです。

具体的に言うと、
何か惰性でやっていたりすることをやめようと決意して、そのつもりで過ごしていても、頭によぎってしまったり、なかなかすぐにはやめられない(決別できない)ことがあると思いますが、それで「わたしはダメだ」と思わないことです。
なぜなら、速度はすぐにゼロにならないので、決意してからも(加速度が加わってからも)、まだ少しやってしまうのは当然だからです。

ちょっとまだ分かりにくい言い回しですので(汗)、
車の例でいいますと、
ブレーキを踏み始めても、その瞬間すぐに車が止まるわけではないということで、車の速度はだんだん落ちていきますが、車自体が止まるまでには、まだ少し走ってしまうということです。

まだ少し走ってしまったからといって「わたしはダメだ・・・やっぱりやめられないんだ」と思わなくていいんじゃないか、それは当然じゃないか、ということです。
ブレーキを踏んでいればいつかは止まります。
なので、この自然法則がわかっていれば、しばらく自分でも猶予があってよいのでは?と思えますし、そのまま信じて決意をもっていればいいんだ、いつかは自然と止まるんだ、と思えるんじゃないでしょうか。


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