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1970年代紹介楽曲

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1970年代でokaが紹介した楽曲です。
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記事一覧

【名盤探訪004】Autobahn / kraftwerk(1975)

『Autobahn』はKraftwrekのアルバム。 アルバムの特徴電子音楽をポピュラー音楽の中で浸透させた一枚として名高いですが、「彗星を見に行く」というバックグラウンドのテーマもあり、ポップスさもあれば不穏感な感じもあり、アルバムとしては非常に聞き応えのある一枚です。 たぶんに漏れずほかにもレビューがあります。 全曲解説Autobahn 以前レビューを書いたのでそちらをご参照。 エポックメイクだのなんだのいろいろ書いていますが、電子音楽で流行したのが一番大きいの

We Will Rock You / Queen(1977)

We Will Rock YouはQueenの楽曲で、アルバム『News Of The World』に収録されている。 みんなで歌えるロックの名曲この曲は諳んじて歌えるように覚えた記憶があります。カラオケでもすぐに歌えますし、英語がわからなくても一緒に歌えるのが本当に良いですね。Bohemian Rhapsodyと違い、複雑な感じでないのがQueenの心境の変化があらわれていると感じます。 アルバム『News Of The World』楽曲リスト冒頭2曲がとても有名なのが

【名盤探訪003】Close To The Edge / Yes(1972)

『Close To The Edge』はYesのアルバム。 アルバムの特徴プログレッシブロックの名盤と名高き1枚で、3曲のみの収録ですがこの3曲の厚みが素晴らしく、プログレが苦手な方でも身体の中に澄み渡ってくるでしょう。 ネットを検索するとさまざまなレビューがすぐに出てくるので、私が語るまででもないかと思います。 ということでこの記事はあくまで私の感想です。 全曲解説1.「危機 "Close To The Edge" i) 着実な変革 "The Solid Time

Atomic / Blondie(1979)

AtomicはBlondieの楽曲で、アルバム『eat to the beat』に収録されている。 Blondieのクールさとガールズロックのパワフルさを兼ね備えた1曲この曲とどこで出会ってしまったか忘れてしまいましたが、あまりに特徴的なイントロのギターのリフが大好きです。また邦題が「銀河のアトミック」と言いますが、本当に遠くにいってしまいそうなギターリフですね。 ボーカルに入ると明るい雰囲気もありますが、後半はやはりトータルでこの曲のかっこよさが目立ってくる作りも妙で良い

Can You Understand / Renaissance(1973)

Can You UnderstandはRenaissanceの楽曲で、アルバム『Ashes Are Burning』に収録されている。 荘厳さと牧歌的な雰囲気が両立する1曲Renaissanceといえばこのアルバムですが、私は冒頭の楽曲であるCan You Understandが好きです。イントロのパワフルなプログレ感漂うピアノとリズムと打って変わってボーカルが入ると牧歌的な雰囲気が漂い、ついつい踊りたくなるような雰囲気も出てきて、Renaissanceというバンドの素敵な

Larks' Tongues In Aspic, Part II / King Crimson(1973)

Larks' Tongues In Aspic, Part IIはKing Crimsonの楽曲で、アルバム『Larks' Tongues In Aspic』に収録されている。 即興演奏の名曲緻密な雰囲気と同時に臨場感のある、このハードな楽曲はプログレッシブ以外の表現方法が思いつきませんが、ほかに類を見ない雰囲気なのは間違いないと思います。 とにかく一度聴くと癖になりますね。ボーカルは全くありませんが、すごい1曲だと感じます。 アルバム『Larks' Tongues In

ガンダーラ / ゴダイゴ(1978)

ガンダーラはゴダイゴの楽曲でシングル、アルバム『西遊記』には英語バージョンで収録されている。 邦楽の金字塔J-POPという言葉が生まれるだいぶ前の楽曲ですが、ゴダイゴという英語詩で勝負するバンドのアンニュイな雰囲気がよく出ている1曲だと思います。 ガンダーラについつい行ってみたくなる浮遊感はたまりません。サビも一緒に歌いたくなります。 アルバム『西遊記』楽曲リストドラマにも使われたガンダーラですが、アルバムのそうなんですね。聴いたことがないので聴いてみたいと思います。

Autobahn / Kraftwerk(1975)

AutobahnはKraftwerkの楽曲でシングル、同名アルバムに収録されている。 電子音楽を世界に流行させた名曲エポックメイクといっても過言ではないですが、電子音楽とポップスの融合という観点でこの曲は歴史に名を刻んでいます。 個人的にこの曲の大きな魅力は、電子音楽の実験的な雰囲気ではなく、牧歌的な雰囲気と自動車という我々の良い生活を指し示しているような雰囲気だと考えています。20数分という長い曲ですが、自動車に乗っているちょうどよい時間もそれくらいだと思います。 アル

中国女(La Femme Chinoise) / Yellow Magic Orchestra (1978)

中国女(La Femme Chinoise)はYellow Magic Orchestraの楽曲で、アルバム『Yellow Magic Orchestra』に収録されている。 初期の名曲にしてスタンダードとなった曲この曲はポップな表面とは裏腹に無機質な雰囲気があって、その逆も言えるような不思議な感覚に襲われる楽曲です。ギターは高中正義さんだそうです。途中から入るボーカルは高橋さんですが、このマッチ感は本当に見事です。 スタンダードと書いたのは、無機質のスタンダードがここにあ

I've Seen all Good People(1971) / Yes

I've Seen all Good PeopleはYesの楽曲で、アルバム『The Yes Album』に収録されている。 牧歌的な楽曲に軽快な展開この曲との出会いはYesのライブでした。実はThe Yes Albumを聴いたことがなかったのですが、こちらの牧歌的な雰囲気が漂う感じがとても好きです。コーラスワークもとても美しく、プログレ路線が極まれるのちのアルバムにも通ずるところがまたかっこよくもあります。 アルバム『The Yes Album』楽曲リストこれもとても名

Tubular Bells , Pt.1 / Mike Oldfield(1973)

Tubular Bells , Pt.1はMike Oldfieldの楽曲で、アルバム『Tubular Bells』に収録されている。 50周年を迎えた名盤昨日、Tubular Bellsの50周年盤が発売となりました。 このアルバムはMike Oldfieldのデビュー作であるのと同時にプログレッシブロックの名盤とされています。クラシックの曲構成、ケルトの音階、ロック的なサウンド、テープによる多重録音を20歳の青年がリリースしたことにより、大いに評判を呼びました。

Hergest Ridge , Pt.2 / Mike Oldfield (1974)

Hergest Ridge , Pt.2はMike Oldfieldの楽曲で、アルバム『Hergest Ridge』に収録されている。 2010 Mixのご紹介Hergest Ridgeは1974年のアルバムですが、今回は2010 Mixを紹介します。というのも1音1音がとても際立ち、ミックスも新たにこの曲の美しいところが強化されたMixだと思うからです。 2分40秒ごろから始まるメインのパートでは、コーラスの厚みもより感じられるようになって、この曲が表す自然で土着的な美し

氷の世界 / 井上陽水(1973)

氷の世界は井上陽水の楽曲で、同名アルバム『氷の世界』に収録されている。 曲名に反してゴージャスな楽曲ファンクっぽい印象もあるこの曲は、次のレコーディング環境で録音されたといいます。 かなりかっこいいですよね。間違いなく井上陽水さんの代表曲のひとつだと思います。ちなみに筋肉少女帯のカバーで知りました。 アルバム『氷の世界』楽曲リストまだ実はアルバム全体を聴けていません。 1 あかずの踏切り 2 はじまり 3 帰れない二人 4 チエちゃん 5 氷の世界 6 白い一日 7

風をあつめて / はっぴいえんど(1971)

風をあつめてははっぴいえんどの楽曲で、アルバム『風街ろまん』に収録されている。 J-ROCKの灯火ともいえる1曲後年になればなるほど価値のあがっていくこの1曲ですが、ここ最近のシティポップブームによって発見されることにより、さらに評価が高まったといえるのではないでしょうか。ポップさやゆるい雰囲気がありますが、J-ROCKの感覚はここから高まったと言えるでしょうか。 アルバム『風街ろまん』とても聴きやすい一枚で、ついつい聴きこんでしまう1枚だと思います。 1 抱きしめたい