出産の記録


前回の記事でコメント、いいねくださった皆さん。
ありがとうございます。

妊活、不妊治療をしてから辛くてやり場の無い気持ちを綴る場所として作ったこのnoteで、
顔は見えなくてもたくさんの同じ境遇の人と出会い悩みを共有し癒され、
それだけでもすごくすごく救われてきたのに、
妊娠、そして出産してこんなに温かい言葉をいただけるなんて
本当にありがたくて嬉しかったです。
ここでもらう言葉には、長年の友人にもらう言葉と同じぐらいのありがたさがありました。
これからもよろしくお願いします🙇

今日は産後5日目。

母体のほうは問題なく、診察で退院OKが出たので明日退院予定です。

痛かった会陰縫合の傷も、昨日あたりに劇的に良くなってだいぶマシになりました。
3日目ぐらいまでは痛くて怖くて💩出せなかったけどそれも改善したし。

授乳が始まって噂通り胸がカチコチに硬くなってとても痛いけれど、
それ以外は妊娠中のお腹の苦しさや食欲の無さからも解放されて
だいぶ体は自由が効くようになりました。
お腹軽くなって本当に快適!

赤ちゃんは、黄疸の検査で引っかかってしまい光線治療をしているので
治療が長引いてしまうと一緒に退院出来ないということで…
今その結果待ちの状態です。
旦那も赤ん坊の頃 黄疸引っかかって退院延期したらしいので
同じ体質なのかなとは思ってましたが…
一緒に退院出来るといいな。

さて、
長いし誰の為でもなくただの自己満だけど、出産の兆候があった頃から出産した時のことを記録しておきます✍️

🗓10月11日

出産予定日。
健診では子宮口3センチと言われ、卵膜剥離をされる。
その夜、卵膜剥離による人工的なおしるしと粘液栓を確認。


🗓10月12~15日

卵膜剥離の影響で毎日のように粘液栓が出る。
が、陣痛らしきものは来ず。
前駆陣痛のみたまにある程度。



🗓10月15日 

昼間、二度目のおしるし。
卵膜剥離から時間が経っていたので、
「これが自然なおしるしかな?」と思い陣痛が近いかもと感じる。


🗓10月16日

◾️AM0:00過ぎ 陣痛開始
日付変わってすぐ、そろそろ寝ようと旦那と布団に入ったぐらいのところで生理痛のような痛みが数秒続いたのちに治まる。
陣痛ぽいなと思い、痛みが続くかどうか様子見。
そのあと10~20分ごとに1分程度の痛みが到来。
なかなか痛い。
起き上がり、寝るのは諦めてYouTubeで予習した「はんなりママ」さんの陣痛の痛み逃しポーズで耐える。
アプリで陣痛間隔の記録を開始。

◾️AM5:00頃 産院へTEL
陣痛の合間にソファでウトウトするも、ほぼ一睡もせず5時間経過。
(何故か物凄くあっという間に時間が経った)
陣痛10~15分間隔で一旦産院へTEL。
初産のため10分切ったら病院来てと言われたので再度様子見。

◾️AM6:30頃 産院へ再TEL、出発
陣痛8分間隔ほどになった為 産院へ再度連絡し、入院しましょうということに。
旦那を起こして、準備してあった入院グッズを持って産院へ。

◾️AM7:00過ぎ 産院到着、入院、NST、子宮口4センチ
産院へ着いてそのまま入院手続き。
夫の立ち会い出産可能なものの、
立ち会い人は生まれる直前からしか分娩室へは入れないという決まりなので
生まれる直前に再度呼び出すということで旦那は一旦帰宅。
私はNSTで赤ちゃんの心拍とお腹の張りを計測。
子宮口は4センチ、子宮頸管もペラペラと言われ「これは結構スピード出産になるのでは?」と高を括る。(甘かった)
陣痛室と分娩室が一緒になっている産院のため、分娩台で携帯いじって家族や旦那とLINEしながら陣痛を過ごす。

◾️AM9:00~9:30頃 着替え、シャワー、朝食
陣痛の合間に着替えたりシャワーなど浴びて準備。

◾️AM10:00~11:30頃 陣痛遠のく
ほぼ完徹だった為眠気に襲われウトウト。
すると10分切っていたはずの陣痛間隔が徐々に伸びていき10~20分間隔に逆戻り。

◾️PM12:00 昼食、陣痛再開
昼食をとり眠気が覚めてきたところで陣痛が10分以内に戻る。

◾️PM14:00 再び陣痛遠のく
また眠くなりウトウトしていると、また陣痛間隔が10~20分に伸びていく。

◾️PM14:30頃 個室で待機
陣痛遠のき、分娩室より入院の部屋で過ごした方がリラックスして陣痛促進することもあると看護師さんに言われ部屋へ移動。
ゴロゴロして過ごす。
10分間隔の陣痛が続き、短くなることも強くなることもなく一定のまま時が過ぎる。

◾️PM15:00~21:00頃 地獄の時間
陣痛強く短くならないからお産は始まらないけど
10~15分置きに痛いは痛いという宙ぶらりんの地獄の時間を過ごす。
どのみち翌日から促進剤使う予定だったので、
このまま陣痛強まらないまま明日まで待って促進剤コースだなと覚悟する。
明日に備えて寝よう、と思いつつも陣痛は来るので痛くて寝れず。
完全に拷問。
そして陣痛強くならないのはやはり私は陣痛を起こす力が弱いのだなと、お産進まないことに落ち込む。
朝7:00に入院してその日に生まれると思っていたのに甘かった、今日はもう生まれないだろう、自分は予定日超過した挙げ句 促進剤に頼らないとお産始まらないんだと弱気になり母親から電話で励まされる。
その間、陣痛は看護師さんからテニスボールを借りて痛みを逃すとだいぶ楽になり、テニスボールが欠かせなくなる。(それでも痛い)

◾️PM21:00過ぎ 陣痛強まる
間隔バラバラだった陣痛がだんだんまた10分以内間隔に。
夜勤の看護師さんに言ったが、もう少し短くならないと始まらないと言われたので部屋で様子見。
かなり痛くなってきた。

◾️PM23:00頃 分娩室へ移動
陣痛5~8分間隔になり、痛みも強まり泣いたり唸り声をあげるぐらいになってきたので分娩室へ移動。
諦めていたが「もしやお産始まる?」とドキドキ。

◾️PM23:00過ぎ 子宮口6センチ、破水
分娩室へ移動して内診してもらうと子宮口は6センチになっていた。
内診から数分後、分娩台で破水。
突如股からお湯が漏れ出した。
生理の血がドロっと出る感覚の、ドロじゃなくてサラサラのお湯バージョン。
「股から温泉が湧き出てる」と思った。笑
出るわ出るわ。
陣痛も強まり「過呼吸気味になっている」と言われてビニール袋渡されたが
正直ビニール袋で口を覆うほうが息苦しくなる感じがしたので使ったり使わなかったり。

◾️PM23:30過ぎ 旦那にTEL
まだ来なくていいが、家出る準備だけしておいてとお願い。
この頃、陣痛はもう自分で間隔測っていないがおそらく3~5分以内間隔になっていてかなり痛くて大声を出していた。
テニスボールでは痛み逃しが収まらず、看護師さんにお尻を強く抑えてもらっていた。
夜勤で看護師さんが少なく、分娩室で一人ぼっちの間に陣痛が来るともう我慢出来ず「誰かお尻抑えてええええ助けてーーー」と大声で叫んでナースコール押しまくっていた…
陣痛の合間も短いので携帯いじったり正気でいられる時間がほぼ無くなっていた。

🗓10月17日

◾️AM0:30頃 旦那を呼び出す
ここからはもう意識朦朧であまり正確に覚えていないが、
確か子宮口8センチぐらいになったので旦那さん呼びましょうと言われて死にそうになりながら電話で呼び出す。
電話口で旦那に何か聞かれたが上手く答えられず「うー、うー」とひたすら唸っていたら「分かった、もうとりあえず行くから、頑張れ」と言われて切られたのだけ覚えている。笑

◾️AM0:30~3:30頃 いきむ
この頃もう時計見ていないので経過覚えておらず。
いつから「いきんでいい」と言われたか覚えてないが、
看護師さんから助産師さんへ交代。
旦那も到着し、いきみ逃しのお尻抑える役割を旦那が担当。
そこから生まれるまでずっと旦那にお尻押しててもらう。笑
確か0:30~1:00頃からいきんでいいと言われた気がする。
そしていきみ始めたら1時間ぐらいで生まれると思っていたのに全然生まれず結局3時間ぐらいいきんでいた。

「赤ちゃんすぐそこまで来てる」って言ってたのに全然出てこない!嘘つき!と内心怒り狂う。笑
おしっこ行きたい感覚が強く導尿してもらう(でもあまり出なかったらしい)

あといきんでいる時「目閉じない!声出さない!」と言われ「なんでやねん!力出せねえだろ!」とまた内心怒り狂う。笑
声出したら息止められないからそれは分かるとして、なんで目瞑っちゃダメなんですかね?笑

疲れ果てて本当に力がもう無い中でいきんでいるので進みが悪かったようで
「お母さん疲れてきてて進みが悪い」的なことを
助産師さんが誰かに報告している声が聞こえた気がする。(あまり覚えてない笑)

◾️AM3:45 誕生
先生と看護師さんが来て3人ぐらいの体制に。
産道で赤ちゃんが引っかかっている?ので吸引すると言われ、3人がかりで吸引とお腹を押されて2~3回ぐらいの波でいきんで、誕生。
よくある表現だが急に温かいものが「ドゥルン」となり「頭出たかな?」と思ったら全部出ていて、自分の股の先に血だらけの赤ちゃんが抱えられていて急に泣き声が聞こえた。

まだあと数回はいきまされる(言い方)と思っていたのでびっくりして「う、生まれたーー!!」と思い旦那のほうを見たらビデオ回しながら号泣していた。笑
それを見てもらい泣き+本当に生まれたんだと思い私も涙した。
赤ちゃん出てきた瞬間から陣痛がスーーっと無くなり、「こんなにすぐ痛み消えるんだ!」とすごくすごく嬉しかった。笑

しかも、何気なくお腹に手を当てたらぷよんぷよんの中身の無いお腹に戻っていて
当たり前だけどなんかすごくびっくり。

妊娠初期から下腹が硬くズッシリとなり始め
お腹が大きくなると同時に硬く、まるで鍛えられた筋肉のようにガッシリしていたお腹。
子宮はすぐに小さくならないのでお腹の膨らみはあるものの
赤ちゃんがいなくなったのでぽよんぽよんの以前のお腹に久々に戻って
明らかに誰もいない脂肪だけのお腹になった。
おお!久しぶり私のお腹!って感動(?)

分娩室内で赤ちゃん綺麗にしてもらっている間、
胎盤出したり会陰縫われた。
出産前は「生まれてからの後処理も痛いなんて嫌だな」と思っていたが陣痛のが痛くて長過ぎたので全く大したことはなかった。
胎盤は思っていたよりスムーズに出てくれたし。
赤ちゃん同様、すごく温かいものがドゥルンと出てきた。
後で助産師さんが見せてくれた。
レバーみたいだった。
立派な胎盤で、
「ここまで赤ちゃんに栄養与えてくれてありがとな」
「君が出来上がるまで本当につわりが辛かったぞ」と心の中でお礼(?)を言ってお別れした。

会陰は麻酔してくれたけど普通にチクチクした。
その後私は2時間、分娩室でそのまま横になっていないとならなかったので起き上がることなく。

赤ちゃん、肺に水が残っているということで保育器で預かると言われ、
その前に抱っこと写真撮影だけさせてもらった。

綺麗にしてもらった赤ちゃんをまず寝たままの私が抱かせてもらい、そのあと旦那が抱かせてもらい、家族3人で写真を撮って赤ちゃんは連れていかれた。

そして旦那は帰宅し、私は2時間ほど分娩室で一人で横になる。
その間、眠りにつく気にはなれず実家の家族に生まれた報告と写真をLINEで送ると、早朝にも関わらず全員起きていて返信が来た。笑
義母にもLINEで報告したが、義母も起きていて返信が来た。笑
皆きっとソワソワしてたよね。

◾️終了

2時間後、助産師さんが来て体を拭いたり着替えさせてくれた。
私は分娩台で横になったまま全てやってもらったのでまるで介護されているような気分だった。(てか、そうなんだけど)

そのあとへその緒を貰ったり、胎盤を見せてもらい
熱を測ってもらったら何故か37.1度ぐらいあった(平熱36.0とかなのに)
お産の後は熱が高い?んだとか。

あと何か喋ったりしたような気がするが、
間違いなく人生で一番疲れていたのであまり覚えておらず。

おそらく朝5時頃に車椅子に乗せられたまま部屋に戻り、ソッコー寝た。
産後ハイで寝付けない人もいるなどと聞いていたが、
前日0時からの陣痛で丸2日でトータル5分ぐらいしか寝ていないぐらい寝不足だったので秒で寝落ちした。

数時間後に起きて朝ご飯食べたり産後の診察をしたりしたが、鏡を見たら見たことないクマ+顔面蒼白でゲッソリした自分が映っていた。笑
顔面蒼白は生理中にもなるが、私はクマが出来ることがほぼ無い人間なのでものすごくびっくりした。

◾️産後

お腹がぽよんぽよんに戻る。
お腹が軽くなる。
会陰縫合の傷が痛過ぎて座れない、歩きずらい、常にズキズキ。
悪露で生理のような出血が続く。
子宮が小さく戻ろうとするのでたまに弱めの生理痛のような後陣痛がある。
授乳が始まり母乳が日に日に出るようになる。
尿漏れがやばい。
妊娠中もくしゃみしたタイミングなどで尿漏れがあったが
産後は尿漏れというかほぼ「おもらし」状態。
くしゃみや咳のタイミングでの尿漏れはもちろん、
尿意を感じてトイレに向かう途中に始まってしまうことも多々。
骨盤が緩んでいるから産後あるあるらしい。

そして、食欲。

私は妊娠中、総じて食欲が無かった。
初期は吐きつわりが理由。
安定期に入りつわりが収まったあとも、
お腹が圧迫される苦しさとつわり嘔吐のトラウマで食欲が完璧に戻ることは無かった。
後期に入ると圧迫による苦しさは増し、
お腹いっぱい食べると肋のあたりが圧迫されて肋と背骨が痛い痛い。
結果、妊娠中=食欲旺盛で体重増加しちゃう、みたいなことにならなかった。

体重も妊娠前+5キロで出産を終えた。
つわりが終わった時点で妊娠前-5キロになったので、
そこから10キロ増えた形になる。
産後4日目に体重を測ると4キロ減っていたので、
既に妊娠前の体重に戻るまであと1キロということになった。
妊娠前が太り過ぎていたことと
妊娠中につわりの影響であまり太らなかったことにより
体重の変動がほぼほぼ無いまま出産を終えた。

出産の感想は前回の記事で触れたので、
ここでは時系列と共にお産の進みを記録しました。




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