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保健授業をしました

今週、4年生で保健授業をしたときの話

今年の4年生には、学校内で問題学級とレッテルが貼られている学級がある

毎日何かと問題が起きる学級

問題が起こらないようにと

たくさんの先生がいつも教室にいる学級

この学級に初めて教卓側から入らせていただいた。

もう子どもたちは誰が来ようとお構いなし

言いたいことを言う

何か言ったら返してくる

やりにくいクラスとも受け取れるこの学級にわたしは逆にワクワクしていた

とってもやりがいを感じていた

わたしからすると、
今日は違う先生がくるということで、いつもの担任との和気あいあいした雰囲気の授業ではなく、かしこまった、お利口な態度の静かなクラスで授業をする方がやりにくい(笑)

どちらかというと発言をたくさんしてくれるクラスで授業をする方がやりがいを感じる方なのです(笑)

そして、今回教卓側から入ったことで一つわかったことが、
子どもたちは、自分の意見や考えを普段からくみ取ってもらえないことに対して不満をたくさん持っていたということ。

だから、うーんと今日はこの子達の考えも発想もくみ取ってあげることにした

どんな考えでも〇

どんな発想でも〇

どんな意見でも〇

だって、それが今のその子が思いついたことだから

わたしの授業がスタートした。

私『1年生の頃の自分と今の自分を比べて成長したところ、変わったところってどこかな?』

みんなそれぞれ「うーん。」と考え始める

中には「ない!」と言い切る子も。w

切り口を与えてあげると次から次へと言いたいことを言い出してくれた。

すると、出てくるよね

教師からすると授業の邪魔をしてくる

と思われがちな何でも適当に発言する子が。

そんな子たちが何人もいるクラス

こちらがもし答えてほしい答えを持っていたとしたら、きっとその子たちは授業の邪魔のように感じると思う

余計なことを言うな!と

でも、今回、どんな意見でも、どんな考えでも〇という授業で進めていくと意外とこれが面白い!

子『脳が働く〜 わははー』

余計なことを言ってやった感満載の反応w

私『すごいことに気づいたね!!』『そうだよ!脳もだよね!』

と返したらびっくりしたのかキョトンとした子どもたち

適当に発言した言葉もすべて授業の中につなげて入れてあげた

適当に聞こえるのは大人の受け取り方であって、この子たちは話を聞いて思いついたことを言ってるだけにすぎないから

授業が進んでいくうちに、私の話を聞いてくれる子どもたちに変わった

これから始まる体の変化の話

性教育だからおふざけや笑う子も出てくることも多々ある内容の話

だけど、みんな笑わずにからかわずに

「なぁ、女ってひげ生えるの?」

「ねぇ、これってどっちの成長だろう」

近くの友達と真剣に話あってくれた

途中で止めるのがもったいないぐらいに

子どもが考えだすとすっごく止めにくいってことがわかった(笑)

自分たちで解決したい!

って気持ちが強くて驚いた(笑)

こんな性教育は初めてだった

子『先生、()が足りないです。書き出してもいいですか?』

もちろんOK!!

子『先生、同じ言葉を2つ使ってもいいですか?』

もちろんOK!!!

まずは、自分たちが思いついたことを書いてごらん。

今は正解なんてないから。

変化なんて今はまだ知らなくて当たり前だから。

そんななんでもよしの授業が終わった。

個人としての反省点はたくさんある

だけど、今まで感じたことのない授業の雰囲気をこの問題学級で感じさせてもらえた✨

子どもが悪いわけじゃない

大人が少し変わるだけで子どもは大きく変わってくれる

むしろ問題なのは大人の受け取り方や関わり方なのだろうな

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