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ひ孫を見るまでは....


祖父母の家に母と娘と行ってきた。
孫の私が顔を出すことだってとても喜んでくれる祖父母だけれど、ひ孫である娘の顔を見せにいくことはその何十倍も喜んでくれる。

初孫である私の子どもを見るまでは死ねないと、今なら言ってはいけないされているようなことを、何年も言い続けていた祖父。結婚は絶対じゃないこの時代に、「あの人がまだ結婚してない」「この人もまだ結婚してない」と心配し続ける祖母。

自営業で、田舎で、80代。

"今の時代"とは遠いことは仕方がない。
"今の時代"の"実際"と触れる機会がほとんどないことも仕方がない。

それがなんだ。
別に悪いわけじゃないとも思う。

ただ、それは経験する本人だけにある選択で、他者に求められても困る。本人だけじゃなくて向き合う矢印があってあるものだから。向き合った矢印にも必ず訪れるとはわからないから。それが思い描く通りとは限らないから。

よかったなと思うことは、それらを聞き流す力が私にあったこと。孫全員が間に受けず受け止めすぎず気に留めすぎず聞き流す力があったこと。

そんな祖父祖母も私にとっては大好きなふたり。孫であることはとっても自慢。愛情深くて前向きで魂がパワフル。『生きる』ってことに世界で1番力強さを持っているのが祖父だと思う。『愛情からくる優しさ』を世界で1番持っているのが祖母だと思う。

長く長く。
長く長く健康に、
会い続けられますように。

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