寝そべり族はサウナにハマるか?

サウナや激辛料理を「感覚器官への強烈な刺激によって半強制的に意識を現在に呼び戻すソリューション」として考えると、それらはほとんどマインドフルネスである。

社会で生きていくためには、様々な計画や分析が必要で、つまり過去や未来について考えなければならない。そういったドーパミン過剰な状態では、イマココの身体的実感が希薄になる。

だからこそ、その反動として休日のアクティビティとされるスポーツやキャンプは、過去や未来ではなく「現在形のフィードバックループ」を楽しむものになりがちである。

大抵の企業は融資を受けていて、ある程度成長することを金融機関に約束している。会社で働くとは、ある未来を一緒に作っていくことだ。だから企業人は、いつも目標や計画を頭の片隅に入れておかなくてはならない。

そういった未来への意識の偏り、週5日のその反動として、サウナや激辛料理はあるんじゃないかと時々思う。
現代のBe here now、中国の寝そべり族の人たちは、わざわざ足しげくサウナに行くんだろうか...

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