地方の精神科は予約でいっぱい

去年、自殺未遂までいってしまうような重度のうつ病の知り合いのケアをいろいろしてわかったが、(少なくとも県内2つの市では)精神科はどこも人がいっぱいだった。1ヶ月待ちとか平気である。ようやく受診できても、15分問診受けて薬出されて終わり、みたいな感じだった。

いろんな病院に電話したが、病床にも限りがあるので、入院するまでにも1ヶ月待ちだった。精神科は医者との相性も大きいので、スイッチングコストも大きい。少しでも不安があるなら、精神科はとにかく早めに受診した方がいい。「ヤバい」と思ってから1人で病院を探しても、1ヶ月待ちに人は耐えられない。

これから人口減少地域では、病院の数もどんどん減っていくだろう。精神科はますます受診困難になる。うつ病は最悪の場合死があるし、数ヶ月~数年動けなくなるなんてこともザラにある。それに比べれば、有給の消化や休職や辞職の方が遥かにマシである。

最大損失が許容可能なリスクはガンガン冒すが、損失が未知数のリスクは決して冒さない。チェスのグランドマスターは負けない手を打ち続けることで勝つ。まず破滅(死)を避けよ。

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Chess grandmasters usually win by not losing; people become rich by not going bust (particularly when others do); religions are mostly about interdicts; the learning of life is about what to avoid.

チェスのグランドマスターは通常、負けないことで勝ちます。 人々は破産しないことによって(特に他の人が破産した場合に)金持ちになる。 宗教は主に禁止令に関するものです。 人生の学びとは、何を避けるべきかということです。

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