ドナウ姉妹連勝

10月4日の中京競馬にそろって出走したドナウデルタ・ドナウエレン姉妹。
妹エレンが3レースの未勝利戦を3馬身半差で圧勝したと思ったら、
姉デルタはメインレースのポートアイランドS(L)で距離延長を乗り越えて復活V。
私にとっては1月25日ドナウデルタ(石清水S)1月26日エレガントチャーム(未勝利)に続いて、今年2度目の出資馬による連勝を達成してくれた。2020年はドナウブルーが重賞2勝&GⅠ2着・3着をした2012年以来の当たり年になったと言っていいかもしれない。
キャロットクラブ入会チャレンジは失敗に終わったけどね(笑)


マイル戦から1200mに距離を短縮したドナウエレンは、3番手追走から直線抜け出して後続にコンマ6秒差をつける楽勝。
デビュー2戦より状態が上がっていたのでほぼ勝てると自信を持って見ていたものの、想像以上の勝ちっぷりだった。
距離短縮やブリンカーの効果もあっただろうが、状態面が上がっていたのが一番大きいと思う。
最終追い切りは馬なりで坂路ラスト12秒0の好タイムが出ていたし、
8キロ増えた馬体は素人目にも前走までより充実して見えた。
ラストは流す余裕があった勝ちっぷりから距離は伸ばしても大丈夫だろう。
先々が本当に楽しみになる初勝利だった。


オープン昇級後に連敗していた姉ドナウデルタは夏を休養に充て、距離をマイルに伸ばして再起戦。
まずは課題のスタートで互角に出られたことが大きかった。
道中は内枠の利も生かして中団のインをじっくり追走。
そのままインを突いて直線なかばで先頭に立つと、見事に後続の追い上げを振り切ってくれた。

デルタは休養がいい方に出たようで調教の過程がよくなっていると感じられたが、今回はこれまで結果が出ていなかったマイル戦。
エレンのレースのように自信を持って見届けるような心理状態ではなく、
戦前は期待半分・不安半分といった感じ。
ここで負けるなら今後はスプリントへの路線変更とかの対策が必要になるかも、ぐらいの気持ちだった。
自信の無さは応援馬券の買い方にも現れて、
普段は単勝と3連単1着固定なのに、ポートアイランドSは単複に加えて3連複を買う弱気っぷり。
それだけにデルタの鮮やかな勝ちっぷりには、喜ぶと同時に「信じてあげられなくてごめん!」って気分にもさせられた(笑)

石坂先生は各種マスコミにコメントしているとおり、マイルの距離適正と馬の成長に自信を持ったようだ。
【ポートアイランドS】ドナウデルタOP昇級後初V 北村友「スタートが良かった」
ドナウデルタがオープン初V 北村友「一瞬のいい脚もっている」
おそらく今後もマイル路線を歩んで、来年は母が勝てなかったヴィクトリアマイルを目指すことになるだろう。
母もお世話になった石坂先生が来春には定年を迎えるのがとても残念だが。


もう1頭の現役出資馬、G1サラブレッドクラブの3歳牝馬エレガントチャームも9月末に帰厩。
10月25日東京の1勝クラスでの復帰を視野に入れている。
菊沢師が成長ぶりを評価するコメントをしており、どんなレースを見せてくれるか楽しみだ。
ドナウ姉妹が作ったいい流れに乗ってほしい。


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