4月も中旬。新学期や新年度の第一週目が終わり、新しい環境の中で、本年度の目標や方針を固め始めた方も多いのではないでしょうか。
　そんな時期でもあり、4月は周りにやる気にあふれていたり、新しいことを始めたりする方が多く目に留まるのではないでしょうか。
　自分が目標を立て切れていなかったり、新しくやりたいことが見つからなかったりする方は、何とも言えない焦燥感や劣等感を抱いてしまっているかもしれません。　
　私は失敗が怖かったり、未知のものに挑戦することに慎重な性格なので、そのような感覚を抱いてしまうことがあります。

　冒頭の言葉は、高橋さんがXの同発表の中で語ったものです。
　高橋陽一さんは、言わずと知れた、サッカー漫画「キャプテン翼」の作者です。
　キャプテン翼を読みサッカー選手を目指し、実際に世界的に活躍している選手も多いと言われています。

　その高橋さんが、漫画連載を終えることを機に、漫画家を引退するとの発表がご自身のXでありました。
　とはいえ、創作活動は続けるとのこと。まだまだキャプテン翼の世界は続くようです。
　いままでの『連載漫画』という形式ではなく、『ネーム』という形式で、色々なルールに縛られず、自由な発想で、漫画家としての出発点に戻って再出発をされるとのことです。

　一時代を築いたいわゆる成功者が、自身の原点に戻って新しいことを始める。
　「失敗したらしょうがない。まずはとりあえずトライ」という姿勢で一歩を踏み出す。
　もし自分が高橋さんの立場だとしたら、同じような言動ができるだろうか、プライドが邪魔をして一歩が踏み出せないのではないか、周りの目が気になってしまうのではないか、そんなことをこの言葉をはじめとした本文を読んでいて感じました。

　自分はどんな失敗を恐れているのだろう
　他人の評価を優先してしまい自分のやりたいことにトライできない方
　自分の失敗が怖かったり許せなかったりして一歩踏み出せない方
　そんな人に寄り添える人でありたいです。

（参考）
https://news.yahoo.co.jp/articles/a47fadf0a31dcf6ffd02b01f4e67b5a3284dec23