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シンプルで合理的な人生設計(重要部分まとめ)


シンプルで合理的な人生設計 橘玲(著)
メモ

わたしたちの人生は、ありとあらゆるトレードオフから構成されている

選択をする必要が少ければ少ないほど、人生はより豊かになる。
選択を避けるもっともシンプルな戦略はお金持ちになること。

「時間がない」のは「お金がない」のと同じ。

満足度を最大化するのではなく、後悔を最小化する。

睡眠こそがもっとも効果の高い成功法則だ。
夢を見ることで能力が向上する。

毎日25分の散歩で長生きする。

利益の快感より、損失の苦痛の方が大きい。

リスクが大きくてもリターンがさらに大きければ、そちらの方が優れている。

成功とは、自分の人生を「よい物語」として自分や他人に語れること。
不幸とは人生という物語が破綻してしまったこと。

自尊心をもてるのは大きな人的資本(高い専門性)があるからで、それによって相手の意見を尊重する余裕が生まれる。

成功者というのは、自分の能力を効率的にマネタイズしている人。
成功にとってもっとも重要なのは、自分が持つアドバンテージをどのようにマネタイズするかだ。

自分の能力が優位性をもつ市場を見つけろ。

競争の本質は、競争しないこと。競争には大きなコストがかかる。

ナンバーワンになれるオンリーワンの場所を獲得する。
強者の土俵で戦ってはならない。
戦う場所は絞る、しかしオプション(戦う武器)は捨てない。

ベンチャーは最強の弱者の戦略。
変化の激しい環境ほど弱者にはチャンスがある。
重要なのは、スピードとコストをかけないことだ。

成功したいなら誰かの「推し」になれ。

ゆっくり成功すればいい。
大事なのは若くして成功することではなく、人生の最後に成功することなのだ。

愛情や友情は時間資源によって測ることができる。

友だちになる7つの基準
・言語(または方言)が同じ
・同じ場所で育った
・同じ教育を受け、同じ経験をしている
・趣味や関心ごとが同じ
・世界観が同じ(道徳観、宗教観、政治観)
・ユーモアのセンスが同じ
・音楽の趣味が同じ

成功の普遍の法則

成功の第一の法則
パフォーマンスが成功を促す。パフォーマンスが測定できないときには、ネットワークが成功を促す

成功の第二の法則
パフォーマンスには上限があるが、成功には上限がない

成功の第三の法則
過去の成功×適応度=将来の成功

成功の第四の法則
チームの成功にはバランスと多様性が不可欠だが、功績を認められるのは一人だけ。

成功の第五の法則
不屈の精神があれば、成功はいつでもやってくる。

パフォーマンスが測定できるときは実力で勝負しろ
パフォーマンスが測定できないときは、ネットワークのハブに行け

成功するプロジェクトに参加しろ。

よいチームの条件

1、能力の劣る者を集団から排除する。(ヒトには生理的な平等指向があるので能力の高い者は、無意識に能力の劣る者に引きずられてしまう。)

2、明確なビジョンを与え、序列をつくらず、誰もが対等の立場で自由に意見をいえるようにする。(意見の対立がアイデンティティの対立になると収拾がつかなくなる。)

3、集団の多様性を高めてイノベーションを促す(全員が高い能力をもつが、文化や宗教、性的指向などが異なると、思いがけないアイディアが出て創作効果が生まれる)

テイカーではなくギバーになれ
ギブしても減らないものを与える
1、面白い情報
2、面白い知り合いを紹介する

人的資本と社会資本のトレードオフ。

筋トレには合理的な理由がある。ライバルより優秀だという強いシグナリングになる。

未来の自分にやさしくすると長期的にはよい結果になる。
短期的な幸福より長期的な幸福を重視した方が、人生をトータルで見たときの効用は大きくなる。

好きなこと、得意なことが見つかったら、そこに人的資本のすべてを集中し、まずは20%の努力で80%のパフォーマンスを達成できるようにする。
これだけで10人のうち8人には勝てるようになる。

日本人は合理性を憎んでいる。だからこそ、合理的生きることが成功法則になる。

どれほど合理的に人生を設計しても、それでも不合理なことは、しばしば起こる。それが人生だし、だからこそ面白いのだろう。



以上、重要部分まとめ。

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