「大借金」の「ツケ」はどこに回るのか。ー ECBも「テーパリング開始」?
「ジャクソンホール」後、落ち着いた展開の米国債に比べ予想外に大きな動きが出たのが欧州国債市場。10年債で+0.05~+0.08%も上昇した。
背景としては物価の上昇基調が鮮明化していることもあるが、ECB理事会メンバーのホルツマン・オーストリア中銀総裁が「パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の縮小を検討できる状況になっている」と発言したことが大きい。次回9月の理事会で第4・四半期の縮小開始が討議されるようだ。
需給面で一点違うのは、発行額がグロスで減る見込の米