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「損切丸」ー「クライシス(危機)」編

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数年に一度マーケットを襲うクライシス(危機)。「損切丸」が実際に経験したことをベースに市場動向や分析をまとめた note。
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2021年9月の記事一覧

揃う「インフレ」の "状況証拠" 。 ー イギリスで進行する ”With Corona” 。

 さて日本でもようやく「緊急事態宣言」が10月に解除され、本格的に ”With Corona” へ向か…

損切丸
2年前
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「株式投資」と「金利」の相関関係。

 「金利上昇が株式市場最大の敵」  過去の株価暴落のほとんどが「金利上昇」や中銀による「…

損切丸
2年前
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「大借金」の「ツケ」はどこに回るのかⅡ。ー 「お金」は減っている。

 「大借金」の「ツケ」はどこに回るのか。↓ (9/1稿)の続編。  「勝者は ”優勢” と ”…

損切丸
2年前
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「中国」から聞こえてくる "足音" 。 ー 9/20(敬老の日)速報 。

 日本は「シルバーウィーク」真っ盛り。観光客も出始めて明るい兆しも見えてきたが、「中国」…

損切丸
2年前
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気になる「ドル高」の行方。 ー 重視すべきは「金利」か「インフレ」か。

 今回は生意気にも(苦笑) "専門外" のFXについて考察を加えてみたい。もちろん元・専門の「…

損切丸
2年前
9

「インフレ」に「ドルの燃料投下」はいつまで続くのか?

 やっと米株価が反発。ナスダックなどは6営業日ぶりというから、ウォール街関係者はほっと一…

損切丸
2年前
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「大借金」の「ツケ」はどこに回るのか。ー ECBも「テーパリング開始」?

 「ジャクソンホール」後、落ち着いた展開の米国債に比べ予想外に大きな動きが出たのが欧州国債市場。10年債で+0.05~+0.08%も上昇した。  背景としては物価の上昇基調が鮮明化していることもあるが、ECB理事会メンバーのホルツマン・オーストリア中銀総裁が「パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の縮小を検討できる状況になっている」と発言したことが大きい。次回9月の理事会で第4・四半期の縮小開始が討議されるようだ。  需給面で一点違うのは、発行額がグロスで減る見込の米