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「損切丸」ー「クライシス(危機)」編

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数年に一度マーケットを襲うクライシス(危機)。「損切丸」が実際に経験したことをベースに市場動向や分析をまとめた note。
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2024年3月の記事一覧

溢れる「過剰流動性」の "器" - 「逆イールド」の米国債 → ナスダック → ビットコ…

 2023年、シリコンバレー銀行(SVB)やシグチャー銀行を吹き飛ばした米国債の "暴風雨” 。早…

損切丸
2か月前
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勝手が過ぎるヨーロッパ - 拙速な「利下げ」は危険

 もうECBは完全に「利下げ」前のめり。全くこの人達は何を言っているのだろう。どうもきっか…

損切丸
2か月前
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2024年は「お金の大移動」の年 - FRB「利下げ」の行方 

 注目の2月米雇用統計はまた投資家泣かせの微妙な数字。NFPのヘッドライン+27.5万人を見て「…

損切丸
2か月前
22

ヨーロッパから聞こえてくる ”悲鳴” - AI相場は高速回転の ”インフレマシーン”

 ECBは大方の予想通り政策金利を据え置いたが「インフレ率」の見通しを引下げた事から一時ド…

損切丸
2か月前
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"ババ" は「日経平均」か「マグニフィセント7」か「ビットコイン」か、それとも「お…

 某有名経済タレントが@4万円を超えた日経平均や米株を「世界規模のババ抜き」と揶揄してい…

損切丸
2か月前
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”棚からぼた餅” ?-「利下げ」大歓迎の株式市場

 米ISM製造業業況指数の予想を上回る低下(@47.8 < 予想@49.5、前月@49.1)を見ると「イン…

損切丸
2か月前
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物価上昇率は+2%へ収束? - 問題の核心は「お金」の偏在

 欧米で物価指標が相次ぎ、いずれも足並みを揃えたように+3%を割り込んだ ↑ 結果 10年国債は「実質金利 "0"」を目指す?- 「理論」「合理性」に基づく政策運営を|損切丸 (note.com)  これで消えかけていた「6月利下げ」シナリオがFRB、ECB共に復活  散々銀行を苦しめてきた「逆イールド」解消の芽も出てきた  息を吹き返したのがナスダックなど欧米の株価だが、そもそも割高感もあり頭も重い。そして問題の核心はここから。ブラジル、中国、ロシアなどいわゆるBRI