マガジンのカバー画像

「損切丸」ー 金利編

891
かつて「金利」を専門としていた「損切丸」がマーケットでの専門知識を生かして書いたnote。
運営しているクリエイター

2020年7月の記事一覧

日本の資金繰り研究 @2020.7.20。- 「金利上昇リスク」をコントロールできるのか。…

 「日銀バランスシート」@2020.7.20の速報。  時期的な要因もあり、前回(7.10)から大き…

損切丸
3年前
10

「自国通貨建だから財政破綻はしない」 は本当か? -「資金繰り」の観点から見た ”…

 「日本経済について全体として底を打って回復しつつある」  7.15日銀政策決定会合後の黒田…

損切丸
3年前
20

「お金」>「感染症」への傾斜。ー 直近の「物価指標」から読み解く。

 「Go to キャンペーン」を巡って巷は大分騒がしくなってきた。「経済」=「お金」を「感染症…

損切丸
3年前
19

日本の資金繰り研究 @2020.7.10。- 「デフォルトリスク」と背中合わせの「資金繰り…

 大きな変化は表向き見えてきていないが、じわじわと国債を中心に資産が増えている日本銀行。…

損切丸
3年前
17

大規模介入政策の”歪み”。ー(例)「円売介入」における金利と為替の連関性。

 今日(7/13)もドル円は頭が重く@106円台での推移。主要通貨に対するドルの為替レートを示…

損切丸
3年前
7

日本の資金繰り研究 @2020.6.30。- 始まった長期金利の上昇。

 6月末は半期末なので様々な資金の決済が行われ、日銀のバランスシートにも変化が見られた。…

損切丸
4年前
14

ドイツからインフレの足音?  ー  サービス業で「コロナ・コスト」を価格転嫁。

 6月の速報値ベースだが、ドイツのCPI(消費者物価)が+0.9%(年率)と前月の+0.6%から反転した。面白いのはサービス業の+1.4%。コロナ危機で苦境に陥った飲食、理・美容業、化粧品関連サービス業などが感染防止措置のコストを積極的に転嫁したという。  3月の株の大暴落で下に突っ込みすぎた指標がリバウンドしたこともあるだろうが、もっと大事なのはドイツの国民性だ。ドイツマルク金利取引に従事した経験からいうと、彼らは価格や値段には絶対妥協しない。経済危機になろうが国が潰れよ