嫌なことこそ前のめり

嫌なことって、やっぱりやりたくないですよね。

だから、どうしても「やりたいこと」と「やりたくないこと」だと、「やりたいこと」に前のめりになり、「やりたくないこと」は後回しにしてしまう。

なんなら、「やりたくないこと」を代わりにやってくれる人がいたら、やってもらいたくなってしまう。

今は、やりたいことやって自己実現しようぜ!!って風潮が強いのかもしれないけど、自分にとっての「やりたいこと」が、相手(お客様)にとっての「やってほしいこと」とリンクしてるのであれば、全然いいと思うけど、そうじゃないと完全に事故る。

飲食店で例えるなら、「独立したい!」と思ってお店を出したのに、お客様が全然来てくれない、みたいなのが、この、「やりたいこと」と「やってほしいこと」のミスマッチが起きた時に生じる事故だ。

そもそも、考えてみてほしい。

自分のやりたくないと思ってることは、おそらく、相手もやりたくないと思ってる可能性が高い。

だとすれば、やりたくないと思ってることを押し付けるのは、相手からの信用信頼を無意識に奪う行動になる。

自分で自分の首を絞めてしまう。

だからこそ、嫌なことこそ、やりたくないことこそ前のめりでできる人が、人から感謝され、尊敬され、信頼される人になるんじゃないかな。

だから、「若い時の苦労は買ってでもしろ」って、昔から言われるのは、嫌なこと、やりたくないことに対して前のめりで取り組める姿勢を若いうちに身につけなさい、ってことを教えてくれてるんだろうなって思いました。

そう考えると、昔からのことわざとか慣用句って、あながちバカにできないですよね。

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