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人はみんなひとりだから、子離れ10ヵ年計画

先日、8歳の息子がキャンプに出掛けていった。小学生向けの雪山キャンプ2泊3日。

末っ子気質で、いつも甘えん坊の彼が「行きたい!!!」とあまりに熱量高く言うもんだから、不安な気持ちに目を瞑り、グッと丹田に力を入れて、送り出した。

私が出張で2-3日家をあけて離れることは割とよくある。夫も子どもたちも慣れているので、特に問題なく「はやく帰ってきてね〜お土産よろしくね〜」くらいのトーン。バタバタしているから、私もさしてさみしくはならない。

しかし息子が旅立つ側となると、話は全く別である。無理。リビングにも、和室にも、トイレにも、彼の姿はない。鼻歌も聞こえない。部屋が散らからない。完全に無理である。さみしい、さみしい、さみしい。

「あ〜、今頃、なにしてるかな」
「あ〜、ごはん食べられたかな」
「ひとりぼっちになってないかな」
30分に一度は思い出して、ひとりそわそわする。その度に、娘から「しつこい」と叱られる。私は小さい頃のお泊まり保育もキャンプも大嫌いで、とにかく早く家に帰りたかった超内向型のため、悪い妄想のリアリティが凄い。

ふと思う。
これ、娘と息子がこの家から巣立ったら、生きていくの無理なのでは?18歳で家を出るとして、娘はあと6年、息子はあと10年。エッ無理。だめ。

元来せっかちなので、数年先にやるべきことを先手必勝でやり、生きてきた。40歳になる今年、先手すべきは子離れだ。子どもは必ずここから巣立つ。そして、自分がそうであったように、子は巣立ったらきっと振り返らない。便りがないのは良い便り。わかっているけど、想像だけで胸が痛い。

そもそも、人はみんなひとりなんだった。今はきっと、長い人生の中の僅かな期間。無条件の愛に無条件の愛で応える、奇跡の時を生きている。

これより、子離れ10ヵ年計画を始動する。
現状に甘んじず、意識して幅広く愛する。支柱を増やす。1本失ったら即ぐらぐらになる脚を、複数で支えていく。

・いいな、と思ったら直感に従う
・会いたい人の誘いには乗る
・夫をちゃんと愛する
で、新たな支柱をバシバシに増やすのだ。
さすがに10年あればいけるっしょ。

#39歳の日記 #子離れ

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