青少年ファンドのプレゼン会イメージを子どもに伝えてみた
追記2018/06/19:参加者募集ページできました。https://peraichi.com/landing_pages/view/kimiwaku
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兵庫県新温泉町でまちづくりと学習塾をやっているオカサカです。
「青少年ファンド@新温泉町のたたき台①」の少し続きです。
たたき台1.5だと思っていただければ!笑
塾で子どもに青少年ファンドの説明をしました。
あまり細かく言っても難しいので、プレゼン会のイメージだけを伝えました。
そしたらイメージが具体化できで自分の学びにもなってのでまとめます。
(やっぱり子どもに伝えると自分の勉強にもなる)
プレゼン会のイメージができると思います。
また、そこから得られた授業の効果についても最後に書いてます。
今回は会話形式で進めてみます。
〈登場人物〉
・発表者(子ども)
・支援者(子ども)A,B,C
・支援者(大人)D,E,F,G
・オカサカ解説員
・質問マン(塾の子)
◆
↓プレゼン会イメージ
発表者「妹のためにケーキを作ってたべさせたい!2,000円あれば作れます!でも作ったこと無いので、教えてくれる人が1人欲しい!」
支援者A(妹ちゃんに喜んでもらいたいな!10円あげる!)
支援者B(そんなん私だって弟に作ってあげたいし。0円やわ)
支援者C「ケーキ作り楽しそう。一緒に作りたいな…」
支援者D(可愛いお兄ちゃんやな。500円あげよう)
支援者E(素敵!是非成功して!1,000円あげちゃう!)「趣味でお菓子作るから教えれるよ!」
支援者F(んー、微妙。0円!)
支援者G(いいね、他の人もあげるだろうから600円で足りそうかな?)「パティシエやってるから教えれるよ」
発表者「やったー!2,110円も集まった!協力者も集まった!念願のケーキ作りができるぞ!」
質問マン「ちょっと待って、協力者多くない?1人で足りちゃうんじゃないの?」
解説員「良い質問ですね!マンツーマンで事足りるチャレンジだから、多いのも困りものだね。でも協力者の想いを粗末にはできないから、これは集まったメンバーでどうするか決めてもらうよ」
質問マン「発表者が教えてくれる人を1人指名するってこと?」
解説員「それでも良いよ。2人に教えてもらっても良いし、作りたいケーキが得意な方に頼むかもね。発表者が独断で決めなくても、話し合いで決めても良い。それを決めるのもチャレンジだよ」
質問マン「なるほど〜。ん?一緒にしたい子がいるけど、どうするの?」
解説員「どうしようか。支援者Cがどういう気持ちで参加したいかによるね。これも話し合いかな。発表者が決めちゃってもいいけど。ちょっと決め方を見てみようか」
発表者「Cちゃん、作ったケーキは妹ちゃんにあげても大丈夫?」
支援者C「作りたいし、一緒に食べたい…」
発表者「そっかぁ。じゃあ一緒に作って食べよう!妹も喜ぶハズ!いいですか?」
支援者E「発表者くんが良いなら、もちろん良いよ!」
支援者G「もちろん!」
支援者C「みなさんありがとうございます!!」
解説員「チャレンジの内容が少し変わったけど、上手く決まったみたいだね」
質問マン「良かった〜。」
質問マン「ちょっと待って!お金が余っちゃうよ。どうするの?」
解説員「良い質問ですね。確かに欲しかったのは2,000円だけど、集まったのは2,110円で110円余っちゃうね。でも貰ったお金は全て発表者のものだよ。どう使おうが自由!」
質問マン「もらってもいいの?」
解説員「そう。それだけ魅力的な発表をしたから、そのご褒美だよ。もちろん、ケーキを予定より少し豪華にしても良いし、お礼を大人の支援者にあげても良い。」
質問マン「なるほど〜。お金の使い方も難しいね」
解説員「それも勉強だね。支援者も納得できるお金の使い方しないといけないかもね」
質問マン「もしお金が足りなかったらどうするの?たとえば500円しか集まらなかったとか」
解説員「これも話し合いになるんだけど、パターンは決まってるね。①資金でできる規模のチャレンジに変える。チョコだけ作るとか。②500円を発表者が貰う。」
質問マン「もらっちゃうんだ…」
解説員「あくまで発表に対するご褒美だからね。青少年ファンドでは、実施は絶対必須じゃないんだ。だから発表者は集めたお金を自由にできる。もし、君がお金を提供したとして実施されなかったらどう思う?」
質問マン「んー、、、ちょっとさみしい」
解説員「そうだね。その気持ちは発表者も分かってると思うから、なんとか実施したいと思ってくれるかな。でも発表者がそう思ってくれる人でも、もし、集まったお金が20円だけで規模を小さくしても実施できないほどだった場合には③他のチャレンジに寄付できる。そんな風にしたらどうかな?」
質問マン「誰かの資金にするってこと?」
解説員「そうだね。それはプレゼン会で同じように発表してる子に提供しても良いし、運営に預けて使い道を任せても良い。チャレンジ失敗を誰かのチャレンジに繋げてあげられれば素敵だと思うな」
質問マン「それならナットク!」
解説員「納得してもらえて良かった。ちなみにお金の支援者は不明とするから支援者に返せない設計。支援者には、お金の使い道が発表者次第であることとどんな使い道が考えられるかをはじめに伝えておいた方が良さそうだね」
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子どもに伝えようと思ったらシンプルに考えられた!
Facebookでは全体骨格を伝え、運営や目的も含めて包括的に伝えました。
でも、正直ほどんどの方に伝わっていないのが現実。
今回、子どもに話してみて、企画のメインたる部分を定めることができました。
本企画の核心部分はプレゼン会だと思いますし、それを子どもでもわかるように伝えただけでなく、具体的なイメージを固め、さらに想定できるケースを考えることもできました。
やっぱり子どもに伝えると色々削ぎ落とされて自分の勉強にもなる。
これは『授業』の大きな成果物だと僕は考えています。
※本企画の流れ
〈①募集→②授業→③プレゼン会→④各チャレンジ実施〉
授業をして、子どものスキルが伸びるのは確かなこと。
それだけではなくセンセイにもメリットが生まれる。
まず、授業で伝えるべきコアな部分を理解できます。
事前知識の無い人のリアクションも知れるので、一つ一つの伝え方を考える機会になります。
あと、やる気に満ちた子と接すると自分のやる気も満ちてくる笑
当然ながら、地域の子たちと関われて、子どもたちに将来の財産をgiftできるというメリットもあります。
win(子ども)-win(センセイ)-win(地域)の三方良しな授業が出来れば嬉しいです。
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