ライトミステリの書き方講座(ナゾトキジパングとか)


まず探偵のキャラを決めましょう。なんの話かというと、ライトミステリを書くための方法です。あなたはビブリア古書堂やタレーランやエクリチュールを読んでライトミステリの魅力に目ざめ、自分でも書いてみたいなあ〜と思ってこのページを開いたはずです。そうでしょう? え、ちがう? じゃあなんでここにいるの……?

とにかく。

すべては探偵のキャラ次第です。なのでまずは職業を決めましょう。学生でもいいですが、職業が決まっているほうがいいです。霊媒師とか。時計屋とか。

でもあなたは、そんなに世間の職業のことに詳しくなく、調べるのもめんどうくさい……という人物のはずです。どちらかというと高校生探偵が快刀乱麻を断つがごとく難事件を解決するさまを描きたいはずです。そんなどうしても学生探偵でお茶を濁したいあなたには、青柳碧人さんの「ナゾトキジパング」が参考になるでしょう。

この本の探偵役は留学生のKevinです。なんのへんてつもない大学生の主人公とともに、事件に巻き込まれたりしながら友情を育んだりする話です。探偵がアメリカ人。それだけでこんなにたのしい小説になるのです!

読みましたか? 読みましたね? よかった。

ならば、だいたいわかったはずです。以下の手順通りに創作活動を進めてください。

・探偵の口癖を決めましょう。(ミョーデス!)
・探偵の決め台詞を決めましょう。(What a 〇〇! )
・あとは適当に事件を書きましょう(わたしは本格ミステリが読みたいので本格的な推理と解決がある事件にしてください)


これで完成です!

なんだ思ったより簡単だな、と拍子抜けしたことでしょう。そうです。ライトミステリは思ったより簡単なのです。ぜひこの文章を参考にして、あなたもライトミステリを書いてみてください。あなたの探偵があの、屍人荘のあの人……によって実写化される日もそう遠くはないはず……。

世界にライトミステリが増えることを祈っています。


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