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今日もお疲れさま。

キャリアカウンセラーのおかちんです。



「いいじゃん!」


これ、私の口癖です。


話を聞きながら「うんうん、そうだね。いいじゃん!」ってつい口にしています。




もちろん自己一致はしています。話の内容に賛同できず、よくない場合には使いません。ここでウソをついたら誠実ではないですよね。

でも、“いいところ0%”なんてまずありません。どんな意見にも少なからずはいいところがあります。そこに向けて「いいじゃん!」って言葉はかけますね。


相手にしてみれば、どんな意見に対してもいいところを見つけてほめてくれる(ように感じる)からか、ニコニコしてくれることが多いですね。

私なりの励まし方だと思って取り組んでいるうちに、自然といいところに目が向いて、ほめる言い方をするようになりました。(このことについては先日書いています)



ところで「いいじゃん!」って言われることの効果って何でしょうね?


おそらくこれは『承認欲求』を満たすことにつながるのだと思います。

それも条件付きではなく、その人自身を”ありのまま承認すること”になるため、とても効果があります。



ヒトにはさまざまな欲求があります。アメリカの心理学者 アブラハム・マズローは、この欲求を5段階+1に分類しました。

マズロー

一般に『マズローの欲求5段階説』と呼ばれるもので、下から上に向かって段階的に欲求を満たしていくとされています。


1.生理的欲求
本能的な生存に関する欲求です。食事、睡眠、排せつなど、生きていくために必要なものです。

2.安全の欲求
不安を回避し、安全で安心な環境を望むという欲求です。物理的、身体的、精神的、経済的……など、安全を求めるものです。

3.社会的欲求
仲間を求めたり、集団に所属することに対する欲求です。孤独感を避け、誰かと一緒に過ごしたいと思うことは社会的欲求になります。所属と愛の欲求とも呼ばれ、家族が欲しい・恋人とともに過ごしたいと思うのは、愛だけでなく所属の欲求でもあります。

4.承認欲求
社会の中で自分の存在や能力を認めてほしいと思う欲求です。集団の中で高く評価されたいと願い、自己成長を促すことにつながります。
なお承認欲求には、単に誰かに褒められたいという依存的レベルから、自分で立てた目標を達成する喜びを得たいという自律的レベルまで幅があります。

5.自己実現の欲求
1~4の欲求が満たされ、自分らしく生きていきたい、自分にしかできないことを成し遂げたいという欲求です。自らのあり方を見つめ、自分らしさを求めていく段階で、内的・外的両面で高いレベルの欲求にあたります。

6.自己超越の欲求
社会に貢献したい、世の中をより良いものにしたい、など自分の存在を超えたレベルでの欲求です。見返りを求めず、他者や社会に貢献するという使命を果たすことを目指します。自分の外にあるものに対する欲求とも言えます。



私の「いいじゃん!」は、一見すると承認欲求のように思えますが、実は『無条件の承認=愛』を意識しての行動だったりします。つまり、社会的欲求を満たすことに重きを置いているんです。


コロナ禍で、以前にも増して他者批判が聞こえやすい環境にあります。下位の欲求が満たされていない状態だと、とにかく不安が増長してしまいます。だからこそ、愛をもって接することが大切だと思うんですよね。


「いいじゃん!」


そんな言葉を、ぜひ自分自身にも投げかけてみましょう。

あなたの一番の応援団は、あなた自身なんですから。


ではでは今日はこの辺で。




自分も相手も大切に@おかちん


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