見出し画像

キャラクター

原作はいわや晃。
主演は菅田将暉、そしてアーティストであるSEKAI NO OWARIのFukase
Fukaseは、この映画で初めての俳優デビューの作品である。

物語は、主人公 山城圭吾がアシスタントではなく漫画家として売れたいと思う描写から始まります。
山城さんには、奥さんもおり山城さんの漫画家になりたい夢を応援してくれています。
山城さんは、サスペンス物(殺人とか)題材の漫画を描きたいと思って漫画を描いていますが、お人よしの性格からか真の悪人を描けずにアシスタントの仕事をしていました。
原稿を持って行った編集者の人からも、「もちろんなんだけど、サスペンスものを描くって、実際に殺人なんかしないしましてやその現場に立ち会うこともないから、リアリティがないんだよね・・・」と。
そんな中、山城さんは決めていたことがあります。それは…
「漫画は描きたいけど、採用されないなら漫画家の夢は諦める。」
有名な作家さんの元でアシスタント作業をしていましたが、その作家さんからは「俺がお前を養ってやるから仕事辞めんなよ」
惨めなものです…。

そんな中、作家さんから家を描いてきてほしいと言われます。
幸せそうな家族が住んでる家のスケッチが欲しい」
周りの同僚達は、渋る中・・・山城さんが行くことに。

自転車で閑静な住宅街を自転車で走り、ふと興味を惹かれる家を見つけました。外でスケッチを描いている時、玄関の扉が開きます。
山城さんは声を掛けたのですが、扉は閉まってしまいます。
そんな時、隣の住人から「騒音がうるさいから、言ってきて!!貴方、そこのお宅の人と知り合いでしょ?そのままなら、警察呼ぶよ。」
家の中では大音量でクラシックが流れていました。しかも夜中にです。
警察を呼ばれると、自分を今まで養って来てくれた作家さんに迷惑がかかると思い山城さんはその大音量のする家の中に入ります…。

玄関に足を入れた瞬間、ぬるっとしたものが足を伝いました。
・・・・・・血です。
それはリビングにも通じているようで、山城さんは絶句します。
家族四人が、テーブルを囲い椅子に足を縛られ猟奇的に殺されている4人の死体がありました…。
声も出せずに、しりもちをつくことしかできない彼の窓越しに人影を発見します。
そいつが、犯人のようです。山城さんは、声を殺しつつその殺人鬼の視線を追っていました。
その瞬間。犯人と目があったようになったのです。(この瞬間で、山城さんは犯人の顔を鮮明に記憶しています。
犯人は去ってしまいましたが、これはれっきとした事件です。

第一発見者として、山城さんは警察に任意同行をかけられます。
刑事さんは云います。「現場には、誰もいなかった?」
「はい。」「本当に・・・?」

ここで山城さんは、警察に嘘をつくことになります。
事情聴取を終わった山城さんは、家につくなり執筆室に籠ります。
事件の内容を漫画にしようと思ったのです。
(普通、そんな場面を見たら何もしばらく出来なくなると思うんですが描きたかったものが目の前に現れたら…描いてしまうんでしょうか。)

ここから話が広がっていきます。
犯人はもちろん、■■■です。

ここで何故、山城さんは刑事さんに両角の顔を知っていたのに犯人の顔は見ていないと証言したのでしょうか。
それは、面白い漫画が描ける気がしたからです。

ここまでの感想としては、4人家族にターゲットを絞って殺人が行われている点です。
何故、4人家族なのか・・・。
それは、ぜひ映画を観ていただきたいです。
多少・・・というかかなりグロ多めの描写が多いのでちょっと怖いなと感じる場合もあります。
そして、刑事さん役の小栗旬さん。刑事役多いな~w

この映画を観たことによって得られるものは、理由あっての殺人。なんじゃないでしょうか。

幸せそうな4人家族ならだれでもいいわけですから。でも、どうして3人家族じゃだめなのか。

そこも、物語を観ていくうちに「あ、そういうことだったのか」と思えると思います。

ただ、思ってる以上に殺人が楽しい訳ではなくここでこっそり話してしまいますが「4人家族を殺す時に、犯人である■■■は息も絶え絶えになっていく子供には「ごめんね」と云って刺すんです。ただ、快楽を求めての殺人ではなく今までしてきた殺人を本当の物にしてくれる出来事があったからです。

単純に怖いだけではなく、なんでこうなったのか。
全ての始まりは、最初の事件がきっかけでした。
山城さんとしては、本当に自分がやりかったことが編集者の人に認められた時に喜びが一番だったと思います。

個人的には、Fukaseさんの演技が本当に初めての俳優作品なのかなと思う程ゾッとしたし…。
本当にそういう性格?なんじゃないかと思ってしまう感じに見えました。

最初から最後まで、ハラハラドキドキする内容です。

多少というか、かなりグロ多めになるので鑑賞になるときはご注意を…。

この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?