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へっぴり腰でもファイティングポーズを。

こんにちは。やっていきポエムの時間です。

SmartHRという会社で働きはじめて1年半が経った。

毎月新しい仲間が増えて、新しい動きが次々と生まれている。

それにともなって、自分の担当する業務内容も入社時から変わってきた。
具体的には、もともとはオウンドメディアの編集・マーケティングを担っていたのだけど、なぜか今は、入社前はまったく想定していなかったユーザーコミュニティの立ち上げやらなんやらを担当している。自分のキャリアの中では、過去経験のない領域だ。

新しいことをまかせてもらえるのはすごくありがたい。一方で、過去にやったことがないことをやっていくのは本当に勇気がいる。もっとストレートにいうと、すごく怖いことだと朝昼晩思っている。ワクワクする気持ちもあるが、それ以上に日々ビビっている。ヒビビビ。

何が怖いのか。洗い出してみる。

・やったことがないから、自分の中に攻略法がない
・なんとか知見を得るべく情報収集しようと思うけど、何がわかっていないのかわかっていない
・それでも、自分のインプット/アウトプットが会社の今後を少なからず左右する
・失敗したら、いろんな人に迷惑がかかってしまう

このあたりだろうか。

「やったことがないから、自信がない。」

「自信がないから、できない。」

書き出してみてわかったけど、これって、典型的な、何かを「諦める」ときの思考回路なのではないだろうか。

常に新しいことをやり続けないと、会社は少なからず停滞してしまうし、最終的にお客様に迷惑がかかってしまう。そして何より、自分の居場所が少なからずなくなってしまう。これが一番怖いのかもしれない。

でも、変化を恐れていては前には進めないし、自分の「自信のなさ」を理由に周囲の前に進もうとする人たちの歩みを止めてはいけない。

少しマッチョな考え方なのかもしれないけど、「今現在の自分」に自信があるとかないとか、そんなのはきっと関係ないのだと思う。ないなら、これから身につければいい。他にもっとマッチする人がいるなら、その人を仲間にすればいい。知識のインストールと小さな成功体験を重ねればいい。

「求められてそう」と強く思うものなら全力でやっていく。社内に専門家がいないなら社外のヒントを持ってそうな方を頼ればいいし、リソースがないなら、今の業務をなんとか圧縮して、プラスαで新しいことをできるように工夫するのみ。

「今現在の自信のなさ」を理由にやるべきことを諦めるのは、思考の放棄なのかもしれない。信じるものがあるなら、ふんわりした「自信がなくてできない」を「じゃあどうすればできるのか?」になんとか転換して、課題を三枚におろして、ひとつずつ潰していくだけ

ここでなんとかしようと工夫できないなら、自分はスタートアップには向いていない。僕は今の会社のことがとても好きだ。だからこそ、価値を出し続けるために、ヒリヒリした感情、臆病な自分と粛々と向き合い続けるしかない。

次々と優秀な人たちが入社してくるからこそ、ちょっと長く在籍しているメンバーとして、彼ら以上のスピードで成長していく必要がある。

ちっちゃい弱音を飲み込み、重なったメンションを返し、草案をまとめ、人を巻き込み、本番をむかえ、激しく反省し、ちょびっとだけ喜んで、こうやってこぼれた気持ちをポエムに昇華して、またやっていく。一生懸命働いた後に飲む酒が一番美味いので。

ウジウジと書いてきたが、なんて恵まれた悩みなのだろうと思う。

そもそも、自分なんかが考えるアイデア/思考の範囲なんてめちゃくちゃショボ狭いし、一人でできることの限界なんてわかりきっている。少し手を伸ばせば、ゴリッと助けてくれるプロたちがいる。

新しいことに挑戦できるチャンスを得たのは、自分が「たたき台」を他の人より少し先に作ってきたからだし、たとえ失敗しても、きっと何回でもやり直せる。全部自分次第。

こんな時代だし、何かを諦めるのは簡単だけど、へっぴり腰でもファイティングポーズをやめたくない

そんな感じです。

前に、先輩が「鳥は向かい風に乗っかることで高く飛ぶ」的なことを言っていた。いい話だと思って今ググってみたら、谷村新司の名言だとわかった。先輩の中では鳥=昴だったのか……。

愛あるフィードバックとギフトをくれるお客様、いつも一緒にワイワイしてくれる頼もしい同僚のみなさん、手厚く助けてくれる社外のみなさん、支えてくれる家族や友達に深く感謝します。

スタートアップで働くのは、大変だけど、とても面白いです。

今やっていることが、いつか誰かにとってのポジティブな何かに変わればいいと願って。

サポートをいただけましたら、そのお金で気持ち泡多めのビールとか飲みにいきませんか……!