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【インプラント治療を選ぶ前に知っておいた方がいい話】

インプラント治療って、皆さんご存知ですか?

最近では、歯の重要性が認知されてきて「予防」というキーワードが大切になってきています。

でも、まだまだ口腔内感染によって歯を失ってしまう方も少なくありません。
歯を失った、もしくは抜かないといけない。

歯を失った場合、インプラントは一つの選択肢になります。

インプラントは、人工的に作られた歯根であり、その上に人工の歯を取り付ける方法です。

インプラントは、自然な感じのする歯を作ることができ、顎の骨と融合するため、強いサポートを提供することができます。 この記事では、インプラントについて詳しく説明します。

治療の選択肢に「インプラント治療」を検討される方は、是非読んでいただいて参考にしてみてください。

【目次】

1、インプラントとは?

2、インプラントの種類

3、インプラント手術の流れ

4、インプラントの利点・欠点

5、インプラントのリスク

6、インプラントをずっと使うためには

1、インプラントとは?

新たに歯を作る治療法です。

ところで、皆さん。
インプラントって、どんな治療方法でどのような過程で治っていくのか気になりませんか?

シンプルに説明すると、歯がないところもしくはなくなってしまう所の骨に金属製のネジを埋め込み、インプラントの土台と被せ物を装着します。

従来の歯を失った後に選択できる治療方法と比較して、以下のような違いがあります。

天然歯入れ歯(義歯)ブリッジインプラント力の負担能力100%30%60%90%

注:わかりやすく割合を設定しています。

治療の内容はわからずとも噛めるのか否かということが重要なのは言うまでもありません。

歯を入れる事と噛める事は違う

噛むと言うことは、顎の力を受け止める能力が必要です。
食べ物を噛み切る、噛み潰すためには動かない構造物同士で力を食べ物に与える必要があります。もし片方が動いてしまう場合、噛み潰したりすることはできないため結局飲み込んでしまうのです。

その結果、胃の機能に過剰な負担がかかりその後の消化器官への負担がとても大きくなります。

結果、消化不良を起こすきっかけを生んでしまうのです。

先ほどの治療法の中で、唯一咀嚼に耐えられる機能を持っているのがインプラントです。
顎を支えるためには屈強な構造物が必要になるのです。

インプラントの素材について皆さんはご存知ですか?

インプラントの素材はチタンでできています。
では、チタンでできている理由はなぜでしょうか?

それは、体の仕組みが関係しています。

私達は、多くの細胞によって守られている

我々の体には、外敵から身を守る仕組みが備わっています。
免疫と言われる仕組みは、あらゆる病原体から守る仕組みの事です。
先に述べた治療法の中で、インプラントだけが唯一体の中に入っていく治療法です。

それ以外の治療法は、体の外の部分で完結している治療法なのです。

例えば、被せ物、詰め物、ブリッジや入れ歯。

これらは全て、体の外の部分に装着されます。

ですから、本来私たちの細胞以外の成分をもった素材だとしても大きな影響がないのです。
仮に、それらの成分(合金やプラスチック)が私たちの体に入った場合、かなりの炎症反応が起きることは容易に想像できるのです。

その炎症反応こそ、生体防御システムである免疫が作動して、徹底的に排除しようとする仕組みです。

2、インプラントの種類

インプラントには、いくつかの種類があります。40年以上前より様々なインプラント開発され治療に使用されてきました。現在では、ルートフォーム型(歯根型)と言われるインプラントの形状が主流になっており、過去の形状は淘汰されてきました。ルートフォーム型インプラントは、顎の骨に垂直に設置されているインプラントであり、一般的に最も使用されるタイプです。

以下に、それぞれの種類について紹介致します。

  • ルートフォーム(歯根)型インプラントとは、顎の骨に垂直に設置されているインプラントであり、一般的に使用されるタイプです。このタイプのインプラントは、一般的に骨の密度が高く、十分な骨量がある場合に適しています。また、骨の成長によって、強いサポートを提供することができます。長さが長い物や短い物、表面の機能的な形も様々です。

  • ブレード型インプラントとは、インプラントが骨に平行に設置される方法です。このタイプのインプラントは、骨が薄い場合や、他の構造物が妨げる場合に使用されまた、横向きに設置されるため、垂直に設置されるルーとフォーム(歯根)型インプラントよりも、より広い範囲で使用できる方法です。しかし、現在では全く使用することは無くなったインプラントです。

  • Zygomaインプラントとは、従来のインプラント治療とは大きく異なり極度に萎縮した上顎の骨に対して骨再生治療の施しようがない難症例に対し唯一、噛み合わせを再建できる方法です。1980年代から考案されたこのインプラントは大規模な骨再生治療の必要がなく、即時に噛み合わせを再現でき回復期間が短いため、インプラント治療が制限された患者にとって大きなメリットがあります。

これらの種類の中でも、どのタイプのインプラントが最適かは、患者の状態によって異なります。

インプラントの種類を理解することは、患者にとって非常に重要です。適切なインプラントを選択することは、手術の成功率や、自然な感触のある歯を作ることにつながります。私達、インプラント専門医は、患者の状態を詳しく調べ、最適なインプラントを提供することができます。

3、インプラント手術の流れ

インプラント手術は、一般的に2段階プロセスで行われます。 最初のステップは、歯茎を切開して、骨に穴を開け、インプラントを挿入することです。 その後、歯茎を縫合して、インプラントに対する骨の成長を待ちます。 通常は、数週間から数か月間、骨が成長するのを待ちます。2段階目は、人工の歯を取り付けることです。 この段階では、インプラントに対する骨の成長が完了していることを確認するために、X線を撮影することがあります。

インプラント治療において、骨の量や質が不十分な場合は、骨造成手術が必要になることがあります。骨造成手術には、以下のような種類があります。

  • 自家骨を使用した骨造成

  • 骨芽細胞を使用した骨造成

  • 骨代替材料を使用した骨造成

骨粉末を使用した骨造成は、患者自身の骨粉末を使用する方法です。手術中に採取された骨を粉末にし、欠損部位に挿入します。骨芽細胞を使用した骨造成は、骨芽細胞を採取し、骨の成長を促進するために使用されます。骨代替材料を使用した骨造成は、人工的な材料を使用して、欠損部位に新しい骨を形成する方法です。

これらの方法は、患者の状態や治療計画に応じて、歯科医が適切な方法を選択することが重要です。

また、骨造成手術は、インプラント手術と同時に行われる場合と、別の手術で行われる場合があります。同時に行われる場合は、手術時間が長くなることがありますが、2回の手術を行う必要がなく、回復期間が短くなることがあります。

骨造成手術は、骨の量や質が不十分な場合に、インプラント治療の成功率を高めるために必要な場合があります。治療計画を立てる際には、歯科医と相談し、適切な方法を選択することが重要です。

インプラント高度再生治療

歯周再生医療とは、歯周病の治療においてとても有効とされています。

歯周病によって破壊されてしまった組織は自然には治りません。
従来の治療法では、破壊された感染組織と感染源を取り除くことが目的であり
その後の治癒状況などは、体の自然治癒機能に委ねるしかないのです。

しかし、御自身の自然治癒力には限界があり骨の吸収形態によっては元の歯茎に形に戻ることはできません。

歯周再生治療では、再生に必要な材料を使用することで細菌に破壊されてしまった組織を復活させることが可能です。

例:歯の周りの組織が破壊されている→歯周組織再生療法(GTR法)
  歯の周りの骨が破壊されている →歯槽骨再生療法(GBR法)
                  高濃度血小板療法(PRGF療法)

厚生労働省認可番号 PC3200189

PRGF-Endret療法

インプラント治療において、骨造成手術は、治療の成功に不可欠な要素であると言えます。骨造成手術によって、骨の量や質を増やすことができるため、インプラントの安定性を高めることができます。

ただし、骨造成手術は、手術自体にリスクが伴うため、慎重な判断が必要です。骨粉末を使用した骨造成では、採取した骨の量が不足してしまう場合があるため、他の方法が選択されることもあります。また、骨芽細胞を使用した骨造成では、骨芽細胞の採取に時間がかかる場合があるため、手術時間が長くなることがあります。

骨代替材料を使用した骨造成は、人工的な材料を使用するため、採取の問題はなく、手術時間も短縮することができます。しかし、人工的な材料であるため、自然な骨との接着性が低い場合があり、成功率に影響を与えることがあります。

治療計画を立てる際には、歯科医と相談し、適切な方法を選択することが重要です。また、手術後のケアも重要であり、適切なケアを行うことで、治療の成功率を高めることができます。

4、インプラントの利点・欠点

インプラントは、歯を失った場合の最良の選択肢の1つです。 インプラントは、他の選択肢である義歯やブリッジよりも自然な感じがあり、自然な噛み合わせを再現することができます。 インプラントは、周りの歯を削る必要がないため、隣接する歯を保護することができます。 また、インプラントは、健康な歯を残すことができるため、歯周病のリスクを減らすことができます。さらに、インプラントは、義歯と比較して食べ物をより自然に噛むことができ、音声や発音の問題を解決することができます。

インプラント治療は、歯を失った場合の最良の選択肢の1つです。義歯やブリッジと比較して、以下のようなメリットがあります。

  • インプラントは、他の選択肢である義歯やブリッジよりも自然な感じがあり、自然な噛み合わせを再現することができます。

  • インプラントは、周りの歯を削る必要がないため、隣接する歯を保護することができます。

  • インプラントは、健康な歯を残すことができるため、歯周病のリスクを減らすことができます。

  • インプラントは、義歯と比較して食べ物をより自然に噛むことができ、音声や発音の問題を解決することができます。

以上のようなメリットがあるため、インプラント治療は、歯を失った場合の最良の選択肢の1つと言えます。ただし、インプラント治療にはいくつかのリスクがあります。手術が失敗する場合があり、失敗の原因としては、骨とインプラントが十分に融合しないこと、感染症が起こること、歯茎に問題が発生することが挙げられます。また、インプラントを入れる前に、歯周病やその他の口内疾患がある場合は、インプラントを入れる前に治療する必要があります。

インプラントできる人、できない人

  • 妊娠している人

  • 喫煙している人

  • 高血圧の人

  • 免疫力が下がっている人

  • 高齢の人

インプラント治療には、いくつかのリスクがあるため、慎重な判断が必要です。治療計画を立てる際には、歯科医と相談し、リスクを適切に評価することが重要です。また、手術後のケアも重要であり、適切なケアを行うことで、治療の成功率を高めることができます。

インプラント治療には、リスクがある一方で、多くのメリットがあることがわかりました。インプラント治療を検討する前に、以下の点に留意することが重要です。

  • インプラント治療の値段:インプラント治療は、他の治療法に比べて高額になることがあります。費用については、事前に歯科医と相談しておくことが必要です。

  • インプラント治療の適応症:インプラント治療は、すべての人に適応するわけではありません。歯科医と相談し、自分にとって最適な治療法を選ぶことが重要です。

  • インプラント治療のリスク:インプラント治療には、失敗のリスクがあることがあります。治療計画を立てる際には、歯科医と相談し、リスクを適切に評価することが重要です。

  • インプラント治療の手術後のケア:手術後のケアは、治療の成功率に影響を与えることがあります。歯科医の指示に従い、適切なケアを行うことが必要です。

以上の点に留意し、歯科医と相談しながら、自分にとって最適な治療法を選ぶことが大切です。インプラント治療には、リスクがある一方で、多くのメリットがあります。適切な治療法を選び、治療の成功を目指しましょう。

5、インプラントのリスク

インプラント手術には、いくつかのリスクがあります。手術が失敗する場合があります。失敗の原因としては、骨とインプラントが十分に融合しないこと、感染症が起こること、歯茎に問題が発生することが挙げられます。また、インプラントを入れる前に、歯周病やその他の口内疾患がある場合は、インプラントを入れる前に治療する必要があります。インプラント手術は、一般的に比較的安全な手術であり、リスクは低いと考えられています。

インプラント治療には、いくつかのリスクがあります。例えば、手術が失敗する場合があります。失敗の原因としては、骨とインプラントが十分に融合しないこと、感染症が起こること、歯茎に問題が発生することが挙げられます。

骨とインプラントが十分に融合しない場合、インプラントが移動したり抜けたりする場合があります。これは、インプラントが適切に固定されず、周囲の骨や歯茎との接着性が低いために起こることがあります。また、骨の量や質が不十分な場合にも、融合がうまくいかないことがあります。骨造成手術を行うことで、骨の量や質を増やし、融合の成功率を高めることができます。

感染症が起こる場合、インプラントが失敗することがあります。手術時に感染症が起こる場合や、手術後に感染症が起こる場合があります。感染症が発生した場合は、早期に治療することが重要です。治療を遅らせると、感染症が広がり、インプラントが失敗するリスクが高まることがあります。

歯茎に問題が発生する場合、インプラントが失敗することがあります。歯茎に問題が発生すると、インプラントが周囲の組織との接着性を失い、移動や抜け落ちが起こることがあります。歯周病や歯肉炎などの疾患がある場合は、治療を行ってからインプラント治療を行うことが重要です。

これらのリスクは、インプラント治療によって得られるメリットを考慮しなければなりません。インプラント治療にはいくつかのリスクがあるため、治療計画を立てる際には、歯科医と相談し、適切な方法を選択することが重要です。また、手術後のケアも重要であり、適切なケアを行うことで、治療の成功率を高めることができます。 その他にも、インプラント治療には、以下のようなリスクがあります。

  • 麻酔による副作用:手術時に使用される麻酔によって、吐き気や嘔吐、めまい、頭痛などの副作用が起こることがあります。

  • 歯周病やその他の口内疾患の悪化:インプラント治療によって、歯周病やその他の口内疾患が悪化することがあります。治療前に、歯科医と相談し、適切な治療を行うことが重要です。

  • インプラントの破損:インプラントが破損することがあります。破損の原因としては、噛み合わせが不適切な場合や、外力によってインプラントが折れたり曲がったりする場合があります。

  • インプラント周囲の骨や歯茎の退化:インプラントが周囲の骨や歯茎に影響を与え、退化することがあります。これは、インプラントが周囲の組織との接着性を失った場合に起こります。

これらのリスクを避けるためには、治療前に歯科医と相談し、適切な治療を行うことが重要です。また、手術後のケアも重要であり、歯科医の指示に従い、適切なケアを行うことが必要です。リスクを十分に理解し、慎重な判断を行って、インプラント治療を受けることが大切です。

6、インプラントをずっと使うためには

インプラントは、歯を失った場合の最良の選択肢の1つです。 インプラントは、自然な感触のある歯を作り、周りの歯を保護し、健康な歯を残すことができます。 インプラントを検討する場合は、歯科医に相談し、適切な治療法を選択することが重要です。インプラント手術のリスクについても理解し、注意を払うことが必要です。

インプラント治療をお勧めする理由は、以下の通りです。

  • 自然な感触のある歯を作ることができるため、他の治療法よりも自然な噛み合わせを再現することができます。インプラントは、歯を失った場合でも、自然な歯と同じように見え、感じることができます。これは、インプラントが、自然な歯と同じような形状、色、質感を持っているためです。そのため、インプラントは、他の治療法よりも自然な歯を再現することができます。

  • 周りの歯を削る必要がないため、隣接する歯を保護することができます。義歯やブリッジを入れる場合、周りの歯を削る必要があります。しかし、インプラントは、周りの歯を削る必要がないため、隣接する歯を保護することができます。また、周りの歯を削らなくても、インプラントをしっかりと固定することができるため、インプラントを入れた場合でも、周りの歯に負担がかからないことが特徴です。

  • 健康な歯を残すことができるため、歯周病やその他の口内疾患のリスクを減らすことができます。歯周病やその他の口内疾患が進行すると、歯を失うリスクが高まります。しかし、インプラント治療では、周りの歯を削る必要がなく、健康な歯を残すことができるため、歯周病やその他の口内疾患のリスクを減らすことができます。また、インプラントは、周りの歯に負担をかけないため、周りの歯にダメージを与えることがありません。

  • 義歯と比較して食べ物をより自然に噛むことができ、音声や発音の問題を解決することができます。義歯やブリッジを入れた場合、噛み合わせが不自然になることがあります。しかし、インプラントは、自然な噛み合わせを再現することができるため、食べ物をより自然に噛むことができます。また、インプラントは、歯茎に固定されるため、音声や発音の問題を解決することができます。

これらの理由から、インプラント治療は、歯を失った場合の最良の選択肢の1つと言えます。ただし、治療にはいくつかのリスクがあります。手術が失敗する場合があり、失敗の原因としては、骨とインプラントが十分に融合しないこと、感染症が起こること、歯茎に問題が発生することが挙げられます。また、インプラントを入れる前に、歯周病やその他の口内疾患がある場合は、インプラントを入れる前に治療する必要があります。治療前に歯科医と相談し、リスクを適切に評価することが重要です。

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