英語コーチング3カ月でTOEICスコア100点アップした話

去年の末に2人目の子供が生まれた。

それからは
朝:朝食づくり。上の子の準備を妻と手分け。
昼間:仕事しながらたまに皿を食洗器に入れたりプチ家事。昼食づくり。
夕方:夕食づくり。
夜:下の子をお風呂に入れる。夕食づくり続き。下の子の寝かしつけ。
下の子が寝た後で仕事の続き

という風にやっていたのだけれど、かなり厳しかった。在宅勤務を活用しても、家事育児と仕事の両立は難しい。ということで、仕事を全力でやるのは諦めた。でも家事育児と定時キッカリくらいの緩めの仕事だけをすると、うまく子どもを寝かしつけできた場合に時間が少し浮く。この時間を有効活用したい。それから、世の中には家事育児をしながらキャリアも築いた女性がたくさんいるわけで、そうだ、そういった女性から学べばいいんだと思った。

そんなときにたまたま友人(女性)が子供を育てながら司法試験に合格したという話をFacebookに投稿していた。思わず「子育てしながら勉強するコツ教えてください」と書き込んだところ、「勉強は自分のペースでできるし自分しか責任負わんから育児との相性いいと思ってるねんけど、仕事はそうはいかんもんねぇ」とコメントを貰った。なるほど納得。仕事はには納期があるけど、勉強はまぁ自分のペースでできる。子供が寝なかったら「今日は仕方ないか~」と思える。急に時間ができたら、その時間だけ勉強てきる。今は仕事よりも勉強して、スキルアップすれば後から会社に貢献できると思うし、そうしよう。しばらく仕事はできる限りにして勉強しようと思った。

僕は将来海外で働きたいと思っている。ただ、英語力が高くない。だからこの機会を英語の勉強に当てようと思った。そんな話を妻にしてみたら「この方の英語コーチングどう?」と紹介してもらった。

沖 かなこさんのコーチング

かなり高品質のコーチングを提供されているのだが、広告を打っていない分だけ安い。かなりコスパが良い。妻はなぜか、高品質なのにまだあまり知られていないサービスを見つけてくるのが得意だ。早速web面談して即決して3か月間のコーチングを申し込んだ。毎日1時間勉強時間を確保することでコミットした。

コーチングでリスニングの強化をお願いした。色々と手をつけるのはやめてとにかくリスニングに特化することにした。ただ、コーチングを申し込む直前にTOEIC公開テストに申し込んでしまっていたのでコーチング開始からTOEIC公開テストまでの19日間だけはTOEIC対策をお願いしてノウハウを教えていただいた。

コーチング開始前にTOEIC公式問題集の最新版を解いておいた。推定スコアは585点。それから19日後に受験したTOEIC公開テストの結果は660点。ただの19日で75点分ほどスコアアップした。これはすごい。

残りの期間はTOEICの対策はしないでひたすらリスニングに特化して学習した。いろいろと教材をご紹介いただいて取り組んだのだが、特に良かったのが

英語リスニングのお医者さん

はじめにリスニングの実力を測るテストを受けてそれに応じて何を優先的に学べばよいか教えてくれる。

ネイティブの英語というのはマジで何を言っているのかわからなかった。省略されるし、つながるし。しかしそれらにはルールがある。それまでの僕はそこにルールがあることすら知らなかった。英語が話せる人でもそのルールを明確に知る人は多くない。余談だが先日海外に住み英語ペラペラの妻の友人と話す機会があったのだが特にそのようなルールを意識することはないみたいだった。すでに英語が話せる人はルールを知らなくても話せるみたい。よく考えれば日本語でもそうだ。日本語で

らっしゃませ~~~

と言われてもお店に入るときに店員さんからかけられる挨拶イラッシャイマセだとわかる。イラッシャイマセがどういうルールで省略されているのか日本語ペラペラのネイティブジャパニーズな僕にはよくわからない。しかしそこにもルールがあるのかもしれない。しらんけど。そんな感じで英語には、短縮、脱落、弱化などと呼ばれる変化のルールがある。これを学ぶわけである。

ただルールを覚えたからといって聞き取れるわけではない。発音できない言葉は聞き取れない。だから発音練習をする。ひたすら何度も何度も何度も繰り返す。これは独学でできたであろうか。前述した書籍が良いと言われても本当に自分の今のレベルに合ったものなのかはわからない。良さそうだと思って始めて何度も何度も繰り返して発音練習をする間にだんだんと「本当にこの勉強方法でよいのか?」という疑問が湧いてくる。そういった学習にはコーチングが最適だ。ギブアップしそうになった時も「今のあなたにはこの学習が必要だ」と教えてくれる。それに、自分ではできるようになったと思って慢心しても自分で発音した自撮り動画をコーチに見ていただくとまだまだできてないところがあることを指摘していただける。基礎練習にこそコーチが必要だ。

ということで3ヶ月間基礎練を重ねた。ルンルンで勉強する予定だったが、コーチング開始から2カ月ほどたったときに、想定外に仕事の負荷が爆上がりした。仕事はそこそこにしてルンルンで勉強しようと思っていたのに誤算だった。仕事を本気でやりながら家事育児しながら勉強もすることになった。勉強は自分がやりたいだけなのだから辞めてしまっても良い。しかし、せっかくコーチングをお願いしたのだからその分だけ元を取らないとという日本の心、モッタイナイ精神から日々身を奮い立たせた。気づいたら全て100%だった。そして、風邪をこじらせて高熱で寝込んだ。気づけば無理をして倒れる。自分あるあるである。

そこからは無理はせずに、かといって勉強時間は1時間確保したい。机に向かって勉強するというのは諦めて子供に離乳食をあげたり、皿の片付けをしている間にシャドーイングをすることにした。そんなこんなで工夫して3か月とちょっとの間継続勉強し、公式問題集を再度解いたところ推定スコアは685点。コーチング開始前からちょうど100点分スコアアップした。序盤の少しだけを除いてはTOEIC対策をほとんどせずに、だ。

まだまだスラスラとリスニングできるというレベルに至っているわけではない。だが聞き取れなかった場合でもなぜ自分が聞き取れなかったか自己分析できるようになったというのがとても大きい。基礎連を積み重ねたおかげで独学できる下地を作ってもらったというわけだ。想定外に仕事の負荷が上がったりと余裕のない3ヶ月だったけど英語学習の下地と勉強習慣が身についたというのはとても大きかった。これでやっと英語を勉強するスタートラインに立てた。これから継続して勉強をして行きたい。

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