ホームスクールをしたら 社会性が育ってきた
ホームスクーラーのお友達と息子が遊ぶ様子を見る度に、「学校(集団の中)にいかないと社会性が育たない」は違うなぁと思う。
困り事は目に見えない
息子は、一度にたくさんの情報を取り込みやすい体質で、要らない情報を無意識にアウトプットできない。だから情報量が過多になりやすい。
だから、学校のような大きな集団に入ると、単独行動して情報量を調整する動きをしたりして、人との関わりをもつ手前の段階で躓いたり、
また単独行動ができないと怒ったり泣いたりすることがある。
その気持ちを安心させるためにマイルールを強く掲げるので周囲を困らせ、ワガママで困らせる子と誤解されてしまう。
「あーまたやってしまった」と後に気付く。
つまり、失敗体験となって自覚してしまう。
無理に適応し続けると体調を崩す。
息子は小学三年くらいまでは、5人くらいで活動するのが良いと専門の先生にアドバイスされている。
5人前後の子供の集団では
息子はお友達の顔や名前や動きを整理しやすく
ゆとりをもって遊ぶことができる。
(たまには途中、助言もするけれど😅)
大集団で活動した後の息子は、落ち着くためにテレビに釘付けになる。
小集団で活動した後の息子は、「楽しかったね!またあの子と遊びたいな🤗」とホッとした様子。
楽しかったという気持ちは、息子の成功体験になる。
次に繋がる。
社会性の育て方
社会性が育つためには、一人一人違ったスモールステップが必要だと思う。
集団にいれていないから、社会性が育たないのではない。成長(発達)にはその子その子のペースがある。
大人がその子の発達段階に合わないことを無理にやらせてかえって発達を遅らせたり、子どもにとって「集団が怖い」などと余計なイメージ(トラウマ)を育ててしまいかねない。
実際息子にはそういう経験がある。
その子に合わせた社会参加の段階を踏むのがいい。
だからどうか、集団に馴染めない子の母親を「集団に入れさせないと」とか「集団に入れればそのうちできるようになる」と追い詰めるのは止めていただきたい。
その子にとってのベストは母親が感じ取って今実行している最中だ。
生きていくために必要なスキルだからこそ
丁寧にその子に合わせて育んでいきたい。
例えば…
「お友達と小さな集団で遊んだ。
↓
お友達と遊ぶことは楽しい!と感じた。
↓
それから、お友達は自分と違うことを考えることを知る。
↓
お友達にどうやって遊びに誘われるのか、
自分から誘うにはどうしたら良いのか。
↓
断られたらどうするのか、
断りたいときはどうするのか。
↓
遊びの途中で抜けたくなったら何て言えば良いのか。
↓
また 遊びには体の動かし方のスキルも必要だ。」
など…
こども同士で遊ぶ活動の中にはたくさんのスキルが必要になってくる。
一つ一つ順番に本人のペースで理解していく。
息子の成長には
小集団であることや、自分のペースで量を調節できて自分のタイミングで情報量を増やしたり減らしたり出来るような融通がきくこと が必要なのだ。
息子の場合、学校では学問をすること 運動をすること 人間関係を築くこと その他 たくさんのことがパックになり過ぎていて、一つ一つのスキルを成長させることができず、欲張りすぎてどれも中途半端になる。
大きな集団には本人が入りたいタイミングで入ればいい。
本人が大きな集団に参加してみたいと思えたとき、その子の身に準備ができたというサイン。
小集団があっているならそれでいい。
ずっと大きな集団に入らなくても立派な大人になれるし、仕事もできる。
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