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長男の「てんかん日記」入院6日目、病名判明。

2020年4月4日
長男スズノスケが入院してから6日が経過しました。ここまで多くの検査をして頂きまして、いろいろと判明した事がありました。

まず行った検査ですが、脳波検査、胸部レントゲン、心電図、採尿、採血、頭部MRI、心臓超音波検査、核医学検査(脳血流検査)WISC-Ⅳ知能検査

このうち、核医学検査以外は何も問題なしでした。問題になったのは「脳血流で少し滞る部分が見られるが、心配する状況ではない。今までの発作による影響が原因ではないか」との事でした。

やはり発作が多くなると、少なからず脳に影響が出るのですね。早めの診断が良かったのかもです。

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次に、WISC-Ⅳ知能検査ですが、記憶力の低下を感じると本人からの発言でこの検査を受けさせて頂きました。結果IQは平均より上で、全く問題なしとの事。てんかん薬を飲んでいてこの結果なので飲んでいなければさらに高得点になるとの事です。一安心です。

この検査がかなり面白く、4つの指標得点から全体的なIQを弾き出すようです。

言語理解指標(VCI)
言語による理解力・推理力・思考力に関する指標です。この力により私たちは言語によるコミュニケーションをとったり、そこから推論することができると考えられています。
知覚推理指標(PRI)
視覚的な情報を把握し推理する力や、視覚的情報にあわせて体を動かす力に関する指標です。新しい情報に対する解決能力や対応力にも影響すると考えられています。
ワーキングメモリー指標(WMI)
一時的に情報を記憶しながら処理する能力に関する指標です。ワーキングメモリは読み書き、算数といった学習能力や、集中力に大きくかかわることが指摘されています。
処理速度指標(PSI)
視覚情報を処理するスピードに関する指標です。マイペースで切り替えが苦手である場合などもこの指標得点が低くなることがあります。

スズノスケは、言語理解指標が非常に優れていたそうで、「読書を沢山しているのでそういう結果になったのでは」とのお医者様の見解でした。やはりスマホとか見てないで、本を沢山読むのが良いのですね。処理速度指標は平均から平均のやや下との評価がでましたが、年齢相応だそうです。

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病名判明!
診察や診断結果から「若年ミクオロニーてんかん」ではないか。との結果がでました。理由は発症年齢、光刺激による発作、発作の型。これらはこの病気に多くそうで、この診断結果になったそうです。

薬変更!
診断結果が分かったので、薬の変更が始まってます。入院前までは以下の薬を飲んでました。

このなかで、ラモトリギンの効果が見られないとの事で、イーケプラに変更し、この量を徐々に増やしていき、4月7日に脳波検査を行って波形の乱れを確認するそうです。そこで退院の日程が決まるとのこと。

現在飲んでいる、ビムパットとイーケプラで効果が足りなければ、ビムパットを辞めてバルプロ酸に替えるとの事で、若年ミクオロニーてんかんでは、バルプロ酸とイーケプラが多く使われているそうです。

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病名が判明して少しほっとした面もありますね。とにかく本人は入院をとても楽しんでますので、こちらは安心です。また進展しましたら、記事にさせて頂きます。


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