私は何者か、482
休みは、私にとって、何も、せず、ぼーっとするための時間でもある。
光や風を感じながらも、けれど、誘いには乗らず、ただその時間に、自分を委ねる。
なにもないということは、それだけで、じゅうぶん意味がある。
のんびり、四肢を広げ、こころを自由にして、黒曜石の浜で、微睡む。
誰にも会わず、表情筋を放置して。ただし、ビールを飲んで、波の音と、遠く、葉擦れの気配。
前頭葉が波にあらわれてゆく。
それは、理想。
そう、ありたい。多少の葛藤もあるが。
わたしは何者か。
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