まるいとわかっているのに、その、陰の部分を見ずに、光る美しさに気持ちを奪われる。ピアニッシモとは、わたしのことよ。弱くよわく、けれどそこに在る。考えなければならぬことが、増えてゆく。そんな春。桜、木瓜、辛夷、木蓮、連翹、ムスカリ、雪柳、いぬふぐり、踊子草。咲けよ、そして、思えよ。
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