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デザイナー駆け出しがDesignShip2023に行ってみた!~社会と向き合うデザインに勇気を貰った!

DesignShipという大きなイベントが渋谷で開催される…!
先日教えて貰ったイベント。興味と勉強…行ってみるぞ!!!

DesignShipに行くまで

デザインと一口に言っても様々な観点・業界・職種がある。
そういった広い広い世界のカンファレンスイベントだ。

正直よくわからないまま…なんとなく行ってみよう、くらいの気持ちもあったり、どんな仕事があるのか、どんな人たちがいるのか、勉強も踏まえて…無料チケットがあったのでのぞいてみることにした。

デザイン業界というと、学び始めてからはWebをメインにしてきたが先日の印刷博物館に行ってからはデザインの世界、業界、幅広さ・奥深さに関心を持つようになっていた。

特に最近はグラレコ(グラフィックレコーダー)にも興味を持ち、オンラインでのデザイン講義でせっせと練習している。
自分の持ってるもので誰かの役に立ちたい、気持ちを思い出してきた。

様々な人とお話したい!という想い…

会場は渋谷ヒカリエのホール。一度行ったことがあったのでダンジョンのような渋谷駅でもヒカリエの文字さえあればぼんやりと覚えている限りで行くことが出来る。

到着すると、いかにも”デザイナー”っぽい人たちや国籍問わずいろんな人がいた。
大きなデザインのカンファレンスイベントは初めて。
先日のXDUF2023ではXDオンリーのイベントだったが、今回は違う。
いろんな、様々な業種のデザインをしている会社が一堂に集まる。

無料チケットで入れるのは青いエリア。メインステージ、ワークショップは別途チケット。

到着してから挙動不審ばりにうろうろしていた人(沖野)

そりゃもうドキドキというか、むしろガクガクで受付に向かったわけで。

受付で貰った名札に、名前とイラストレーター・Webデザイナーを書く。
おお…なんか…それっぽい…

しかしここでも一番の難点は「話しかけられてもとっさに喋れないこと」。
筆談ですべて対応しなくてはいけない。ひとまず端から順番に、自分のペースを守って、伺うことを前提に、のぞいてみる。
見た目では分からない失声という症状に相手は戸惑うかも、敬遠されるかも…相手にされないかも…と不安を抱きつつも…

案外この間のXDUFのように受け入れられた。
すんなり声をかけてくれた方々は対応してくれた。

筆談とメモ…エライことになりました…

良かった。安心。

色々な催しものを通じてデザインの世界を知る

筆談に必死でした。あとグラレコ(ほぼメモ)をちまちまとしながら見ては
参加して、話しかけられてはやってみたり。

色んな企業さんが
沢山の企画を
していて

「ウチの企画やっていきませんか?!」と次々に声をかけられる。
同時に声かけられちゃったりして…『あ…じゃああの順番に…』みたいな感じでイラストを描いたり、ガラガラを回したり、アンケートをやったり…SNS交流したり…と続々出てくる企業さんにあたふたしながら参加。

皆さん気さくに声をかけてくれて、企業紹介をしてくれたり、どんなことでデザインの仕事をしているか、教えてくださって面白かった。

感じたのはどこも”社会問題を解決するためにデザインをしている”ということだ。
近年、多岐に渡るデザインの仕事はLP、アプリ開発だけでなく、エンターテイメントに止まらず、福祉や医療、お仕事に関すること、多様性について、などなど多くの”気になってたこと””気にしてたけど…”と言ったことに向き合っている。

私も、”社会問題を抱えた”1人

私は失声症。うつから転換性障害になった。声を扱う仕事は一切出来ないので職種は限られている。だから家でも出来るデザインやイラストを仕事にしたくて勉強して活動をしている。
喋ること自体は大好きなのでツライ。ちょっとバイトしようかな、も出来ないから。

そして”見た目では分からない障害”の持ち主だ。
これは最近ニュースでもよく見る、グレーゾーンな社会問題だと感じている。
そんなグレーゾーンでも仕事したい気持ち。
調べて出てくるのは就業支援の作業所や治療に専念しましょう、という記事ばかり。違う違う。

私も、新しい世界で、仕事がしたい。声が出なくても、どんどんやってみたい挑戦したい。

コミュニケーションのなかで”私”を見出すことも出来たなと感じる。

勇気を貰えるデザインイベントだった

”私”は個性が強すぎると昔から言われてきた。
ものづくりが好きでやってきたメカニックもエンジニア。
新しいこと、好きなことを見直す、”私”であることを探したいから入ったデザインの世界にはいろんなこと・いろんなひとがいて…広い世界を感じていた。

でも私自身やっぱりネックとなるものを抱えている。
中々治らなくて、でもなにか挑戦したい気持ちがあって。

かなり大きな不安とちょっとの希望を持って行ってみたデザインシップは、私みたいなまだまだ駆け出しでも、楽しめて広く知見を得られるイベントでした。

いろんな人から勇気を貰って、いろんな企業さんと話をしてみて、また行ってみたいなと思う、社会を創造するデザインの世界。
ぜひ次の機会に行ってみてほしい。

帰りはエライ荷物になります…笑


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