ランジャタイ中毒。経過、激ヤバ。


私はどうやらランジャタイが好きである。
そう自覚してから、1ヶ月が経とうとしている。
あと2ヶ月好きでいられるか。
人の好きは奇数が節目と何かで聞いた。
この記事を書いた当時は、どちらかと言えば国崎さんの方が好きだったのだが、現在私が心を奪われているなと思うのは相方の伊藤幸司さんである。
まぁ、ランジャタイというコンビがわけのわからない事をやっているのが好きなので。
どっちが良いとかはそこまで無いのだけど。
それでもなんだか気になるのは、やっぱり伊藤さんである。


私は伊藤さんの著書『激ヤバ』を読んで、ランジャタイを好きになったら何か新しい世界を知れそうだと背中を押された。
その点から、私の好奇心を掻き立てて沼に沈めたのは伊藤さんの力だろうと思う。

過去の動画などを色々見てみると、どことなく私と人間の方向性が似ている気がする。
物事を深く考えようとするところとかは特にそう思う部分である。
以前のYouTubeでの生配信で哲学チックな話を国崎さんにしてうんざりされているの見て、私も他人事では無い気がして気をつけねばと思った。

伊藤さんは学生時代、いじめにあっていたそうだ。
容姿の事などが原因のように著書やインタビュー記事で語っている。
確かに清潔感はあった方が良いとは思うが、太っていることはそこまで目の敵にされるようなことなのだろうか。
別に誰にも迷惑かけるわけでもないのに。


何度か読み返しているのだが、伊藤さんは物書きが向いていると思う。
『自分の行動が説明出来れば、上手い文章っぽく見える』と私は思っているのだが、彼は本当に文章が上手だ。
描写力の高さは私なんかよりずっと上で、すごく羨ましい。
個人的には話の中に出てくる擬音の使い方が好きだ。
効果的な使い方をしているから、より話に惹き込まれるし面白さも増す。

語彙力も高いのだと思う。
感じたことを文章にするには、それに適した言葉が必要で伊藤さんはその言葉選びが上手い。
それでいて独特な感性が発揮されていて、伊藤さんの言葉で書いた文章だと感じる。
Xのポストで「魂込め本」という理由がわかる。
有料のnoteでも良いし、小説でもいいし。
とにかく伊藤さんの頭の中から紡ぎ出すものを浴びてみたい。



また、伊藤さんはずいぶん生きることにこだわりというか執着のある人のように思った。
そして、良い人であろうとする人のようにも思えた。

周りの人も幸せであって欲しいとか、生きて欲しいとかそんな雰囲気の言葉が多い。
それは不遇な時に自分にそう言い聞かせて乗り越えて来たから、周りに対してもそうやってエール送ろうとしているからなのだろうか。


1番最後の「ぼくの名前は伊藤幸司です」というタイトルのエッセイは、執筆している当時の伊藤さん自身を詰めに詰め込んだ作品なんだろうなと初めて目を通した時に思った。
あとがきには、この話は何度も推敲したという旨のことが書かれている。
荒い文章だと言うが、それが話に勢いと読み手を巻き込む熱量を帯させている。
『今だけを切り取って絶望しないで』というのは、色々なものにぶつかってきた伊藤さんだからこそ言えるのことのように思った。


ランジャタイ2人のエッセイを読んで『地下芸人』という世界が気になってしまった私は、今度エンジンコータローさんが出演する地下のライブハウスで行われるお笑いライブを見に行く。
なんと、この公演がこのチームの初公演だ。
ランジャタイが私に教えた世界には何が広がっているのか、本当に本当に楽しみだ。


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