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#14 はたちのつどい

本日は1月8日、気がつけば七草がゆの日を過ぎていた。
箱根駅伝(復路)を観ることなく、毎日のように快晴だった関東から雪の積もる秋田へ帰還した翌日には仕事に戻っていたためか、1月の1週間があっという間に終わっていた。

秋田に帰って第一に思ったのは、昨年よりも積雪が少ないことだ。内陸部での尋常ではない雪の積もりを新幹線から確認したものの、わたしの住む街では雪かきをあまりしなくても生きていける積もりだった。おかげさまでいまのところストレスなく会社に通えている。昨年は車上や駐車場の雪をはらってもすぐに新たなる雪が被さる状態で、「いかにムキにならずにいられるか選手権(主催者:雪)」がここ秋田では開催されていた(と思われる)。

第二に、立ち寄った元日から営業しているスーパーの陳列棚がところどころ品切れや品薄だったことに衝撃を受けた。三が日に休みのお店が多いことや雪で運搬が遅れていること、陳列が追いついていないことなどが考えられるが、あの商品が店内にない事実に変わりはなかった。
あの商品は何かって?答えは函館牛乳だ。目当ての商品が品切れだった時、ひとは誰しも虚無感を感じずにはいられないだろう。幸いにもヘルシー嗜好のわたしは日頃低脂肪牛乳を買っているため、今回の買い物では事なきを得た。しかし、秋田に来て間もなかった頃のわたしであれば間違いなく函館牛乳の摂取er(せっしゅあ~)だったので、年明け早々に凹んでいたことだろう。

第三に、お得なdポイントの消化方法を発見したことに喜びを覚えた。ローソンアプリユーザーであれば知っているひとが多いかもしれないが、『お試し引換券』の使用だ。通常の買い物でのd払いやdポイント払いではただ単にポイントを消化するだけになってしまうが、ポイントカードを提示しつつこの『お試し引換券』を使えばポイントを付けることができたのだ。
しかも、『お試し引換券』は店頭価格よりも割安で商品をGETできるので目当ての商品であればお得に買い物できる。(←今回わたしは税込230円『Lチキ 濃厚コンソメ味』の『お試し引換券』を100dポイントで購入して4dポイントを獲得したことで、実質96円で食べることに成功した)
『お試し引換券』をちょっぴり余ったdポイントの消化先のひとつにしてみてはどうだろうか。ローソンアプリでは勿論Pontaポイントも使えるため、Pontaポイントユーザーにもおすすめだ。

第四に、とある日の月曜日にはじめて行った『ビックボーイ』が『ステーキ宮』に変わっていることを歩いている中で知り、衝撃を受けた。わたしの『ビックボーイ』デビューを飾ったお店で、バイキングのパスタやスープが美味しかっただけになんだか切ない。料理自体はチェーン店なので他店で食べられると思うが、あの雰囲気を二度と味わうことはできないと思うとこれはまさに虚無感を感じずにはいられない。食べることに夢中であまり記憶がないが、食べ終わったあと何かの勉強を数十分したのを微かに覚えている。

それはそうと、明日は成人の日だ。手足の指では数えきれない年齢になったわたしは、遠慮なくゆっくりと休ませてもらう予定だ。民法改正に伴い成年年齢が18に引き下げられたというもの、成人式の式典名称を"二十歳の集い(はたちのつどい)"のように変更して対象年齢を変えない自治体が多いようだ。
"成人式"ではなく"二十歳の集い"であるゆえ、成人の日にわざわざ式典を執り行わなくてもいいという意思表示なのか、わたしの住む街では前日の今日、式典が行われたようだ。挑戦的な開催だと思うが、それもまたこの街のいいところなのかもしれない。街中を多重に往来しているつもりではあるが、あと少しで去るこの街の魅力にもう少し触れたいと思った。

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