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No.596 OBJ(大分馬鹿爺)とは、自他ともに認めるDAI語です

昨日の「シルバー川柳」を、襟を正しながら読み返していましたら、ふと、9年前に退職した時の同僚に向けた挨拶を思い出しました。メモを書きとどめていたので、厚かましくも紹介するわけですが、それがために我が人間性が白日の下に晒され、かえって墓穴を掘ることになってしまうのかも知れません。

「『仕訳人 妻に比べりゃ まだ甘い』
『恋かなと 思ってみたら 不整脈』
『湯加減を 何度も聞くな ワシャ無事だ』
 
 すでに還暦を迎えました。
 目は霞み、白髪は増え、階段は踏み外し、物忘れは磨きがかかります。
 さっき置いた物が見つけられない。今やろうとした事が思い出せない。
 テンションは下がり気味なのに、血圧や血糖値ばかりがウナギのぼり。
 ついでに、ポリデントのお世話にもなる始末、今や、立派な老人です。
 
 しかし、老人にもたった一つ良いことがあると、数年前のシルバー川柳で知りました。
 『爺さんが 呆けた振りして 女湯へ』
 『爺さんが ボケたフリして 女湯へ』
 
 思わず、快哉を上げました。何とも、老人に生きる力を与えます。
 いや、こんな楽しいことが待っているのかと思うと、老人もまんざら悪くはないなと考え直し始めているところです。
 
 こんな私ではありましたが、親しくお付き合いくださった皆さまがたの『幸せ』と、お付き合い頂けなかった方々の……をお祈りし、御礼の言葉といたします。
 『爺さんが ぼけたふりして 女湯へ』」
 
 やっぱり、私の不安は的中することになるのでしょうか?馬鹿ではなく大バカでした。ロックのミュージシャンDAIGO流に言うなら「OBJ」(大分馬鹿爺)のDAI語獲得?これを機に、声高々に宣言します。

 それにしても、川柳の度量の大きさ、雅量の広さにやられっぱなしの我が人生です。
  「川柳 人の心の 透けて立つ」(駄作)