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No.1139 独り言ちてみました。

先日、国語科新年会が行われました。コロナ禍にあって沙汰止みになっていた飲食会ですが、ここへきて息を吹き返したように会場となったイタリア料理店は繁盛していました。画像は、その時の肉料理です。シェフの腕前がビンビン、ガンガン伝わって来ました。
 
今年3月で還暦を迎えられたI先生のお祝いと、離任する若いS先生のお別れの会でもありました。I先生は、引き続き大学進学のご指導に携わって下さるということで、心強い発言でした。「今が一番よく教えられる気がします。」と言われました。
 
チャールズ・チャップリンが「あなたの代表作は、何?」との問いに、
「Next one.」(「次の作品さ!」)
と言ったそうですが、昨日よりも今日、今日よりも明日を信じて励んでいる彼の生き方に通じるものをI先生のお話から感じました。生徒から目標とされる先生でもあります。
 
さて、その昔、講師も含めて15人もの大所帯だった国語科の懇親会が行われました。何かゲームをしたいと考え、「国語科パズル」を行ったことがあります。先生方全員の名前が入ったクロスワードパズルです。
 
教え子に専門雑誌に投稿するほどのクロスワードや探し絵作家がおり、その女性に相談に乗ってもらいながら作り上げました。タテ・ヨコにクロスする名前のヒントを考えるのが骨折れましたが、面白おかしく分かり易い文章にしました。
 
例えば、私の名前のヒントは、
「最近、天然ボケかアルツハイマーか、見分けがつかなくなって来たこの人は?」
というもので、サービス問題でした。また、先日の新年会で幹事をしてくれた旧T先生のヒントは、
「イニシャルはS・Tのまま。未婚同盟を裏切り、脱退宣言をしたこの女性は?」
でした。同僚同士ではネタバレ、ヒントだらけです。
 
自分のヒントは何と書かれているか?戦々恐々としながらも、人を当て、人から当てられ、心を一つにしながら笑顔で大いにゲームに打ち興じる時間を過ごすことが出来ました。クロスワード作家さんの頭の柔らかさ、センスの良さにもびっくりさせられました。
 
かなり前から、記憶力が薄れ、弱り、さっきあったことも覚えちゃいない(覚えられない?)自分を自覚するようになりました。しかし、ふた昔も前のあの日の懇親会のことは、懐かしく思い出せました。摩訶不思議?
「俺の記憶力も、まんざら捨てたものではないぞ!」
と小さく独りごちてみました。