シェディングと暑さ

ようやく北海道は涼しくなり、朝晩は肌寒いと感じるほどになっています。
しかし今年の夏は暑かったですね…。

メディアでは熱中症により救急車が増えていると印象づけていましたが、本当にそうなのかについての疑問を以前ブログに書きました。
確かに熱中症もあるかもしれないけど、ワクチン接種とは関係ないのか?

ワクチン接種と熱中症の関係なんて情報がでてこないのですが、とても興味深い話を聞きました。

70代男性で元来とても健康な方です。
以前はスポーツもやっていて筋肉もしっかりあるような方。
現役でお仕事もされています。

少なくともコロナワクチンは3回接種されています。
それ以上やっているかについては不明。

もともととても暑がりな方だったのですが、なぜか今年の夏はぜんぜん暑さを感じなかったそうなのです。
あの連日の異常な暑さでもです。

そして今年は汗もかけなかったそうなのです。
汗をかけないと体温調節がうまくいかず熱中症リスクが高まりますね。

あの異常な暑さでも、本人は暑さを感じないから服も脱がない。
それで、周りの人が「危ない」と注意をするほどだったそうです。

こんなケースを聞くとやはりワクチン接種と熱中症の激増は関係がありそうな感じはします。

ただただ「暑かったから熱中症が増えた」という短絡的な話で終わらせるのではなくて、ベースにワクチン接種と関係がないかも考察しなければなりません。

なぜワクチン接種した人が暑さを感じないのか?
そこはわかりません。

もちろん接種者みんながみんな感じなくなるわけではありません。
ワクチンの品質がバラバラなのはほぼ確実ですから、ワクチンのロット番号の差にもよるでしょうし、その人の体質、その人とワクチンとの反応の違いにもよるでしょう。

ただ高齢者はもともと暑さを感じない傾向にあります。
真夏でさえ長袖着てたり、重ね着している人さえいるくらいです。
半袖でいる方が珍しい。
半袖着ていたりすると思わず「若いですね~」と声をかけてしまいます。と同時に安心します。

ただでさえ暑さを感じにくくなっているのに、そこでワクチン接種によって今年の異常な暑さでもさらに感じにくくなるとなれば、熱中症リスクは非常に高くなりますね。
上記にあげた健康な人でさえ突然暑さを感じなくなったのですから。
本人が気づかないうちに熱中症になり、突然倒れるという可能性はあるでしょう。

高知大皮膚科から「接種者の汗腺からスパイクタンパクが検出された」という論文が以前出でいました。

シェディングと汗

勝手な考察ですけど、スパイクタンパクが汗腺に悪さして、さらに汗をかきにくくさせる機序があるかもしれません。
あるいはワクチン接種によって自律神経系に影響が出るのかもしれません。

ぜひ熱中症で搬送された人のワクチン接種率のデータとか知りたいところですが、そんな調査しないでしょうね。

以前ブログでも紹介したいつもニコニコしている90代女性の方は、真夏でも窓を閉め切っている方でした(ワクチン未接種)。
室内はサウナ状態です。
さすがにヤバいと思って窓を開けようとすると止められます。
いつもニコニコしているのに、そのときは真顔になります。マジ怖いです。
よくこんな環境で体調崩さず生きていられるなぁと思っていましたが、いつも汗だらだらにかいていました
だから自分の体で自然に対応できていたのですね。
その方、この夏は…
実は暑くなる前に、施設に入居されました。
さすがに独居は危険だろうということで。
この夏もあのおうちにいたら、さすがに体調崩していたかもしれません。
タイミング良く施設に入居されて良かったと思います。

ちなみにどうでもいい話ですが、といえば自分はかなりの汗っかきです。
診察に伺って室内が暑いとすぐに汗をかき始めてしまいます。
まさに額に汗です。

見るに見かねてご家族の方がハンカチやおしぼりを出してくれることも多々。
扇風機を自分に向けてくれたり。
本当ありがたいことです。
しかし迷惑をかけてしまっているようで申し訳ない気持ちになっちゃいます。

本当この汗っかきをどうにかしたいと思うのですが、まぁ汗をかくことはいいことだし…。
でも仕事でそんな簡単に汗が流れてしまうのはちょっとやりづらいです。

しかし診察中に顔に汗かいて、良いことが一つだけあります。
それは
「一生懸命やっている風にみえる」こと。

「風」って言ったら失礼ですね。
いつも一生懸命ですから。

本気でワークマンとかpronoに売っている、扇風機付きのベストを買おうかと思いました。
でも「ブーン」ってうるさくてまともに聴診できなそうです。

sonyから出ている首の後ろを冷やす器械を以前買ったこともあるのですが、超暑い日はすぐぬるくなって役立たずでした。
今は改良されているかもしれませんが。自分の熱量には力不足だったようです。

そんなグッズの話はどうでも良くて、自分がワクチン接種していたらと思うとゾッとしますね
ワクチン打って汗っかきだったら最悪です。
自分なんかスパイクタンパク拡散率No.1になれるかもしれません。
誰よりも周囲にシェディングを引き起こす「シェディンガー」になっていたかもしれません(そんな言葉ないですよ)。

もしくは上記にあげた人のように、暑さを感じにくくなって、汗がかけない体質になるかもしれません。
汗予防のためにワクチン接種するか…
いやいや、んなアホなことはしませんから。

自分がワクチン打ってスパイクタンパクまき散らして、訪問診療の患者さんの体調を悪化させる。
体調不良が増えれば収益も上がる。
こんなのマッチポンプですね。
というかワクチン打って健康に仕事ができる保証ないですけど。

やはりまっさらな自然体が一番です。
(とはいえ、自分の汗により余計な気遣いをさせてしまっている方々、ほんとスミマセン。来年は少しでも汗を抑えられるよう修行します。)

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