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2023年 国産スパイス元年

ここ数年で一気に巻き起こったようなスパイスブーム。
スパイスカレー店があちらこちらにできたり、キャンプブームと
合わさってキャンプ料理にもスパイスが使われ、おうちごはんが多くなった
ことで、自宅でも本格的なスパイス料理が作られるようになった。

「やっと来たな」

12年前からスパイスの可能性を感じ、スパイスの国産化を目指し、亜熱帯多雨林気候という奇跡のエリア、沖縄県本島北部「やんばる」でコツコツと試験栽培を繰り返し、少しづつ栽培可能なスパイスの種類や量を増やしてきた。そんな取り組みに賛同して集まって発足された「やんばる畑人プロジェクト」の活動や栽培開始当初からその可能性に共感してくれた、カレースパイス伝道師の渡辺玲氏には「やんばるスパイス」を配合していただき、SPICE CAFEのオーナーシェフ伊藤氏には、その当時出版された本にも国産スパイス栽培の可能性を記していただいた。

2011年発売した「やんばるスパイス」
2014年発売
沖縄のスパイス栽培の可能性が記されてる

この12年という月日は、ちょうど良かったかもしれない。
まだ栽培ができてもいないのにブームが先に来ても対応できずに諦めてしまってたかもしれない、、、。
そして、今ようやく、スパイスとなり得るやんばるの在来の香りを含め、
コショウなど20種類ほどのスパイスの栽培ができそうだというところまで来た。
私はこれまでの経験とこの12年間で応援、支援してくれた皆さんと本格的な栽培に向けて「やんばるスパイス研究所」を立ち上げる。
※詳しくはひとつ前の記事を参照ください
新しい仲間もFiNANCiEのプラットフォームを活用して募集している。
輸入が当たり前のスパイスを、この奇跡の気候を持つやんばるで、栽培が可能ということだけにとどまらず、世界に誇れる香り高き、クオリティの高いスパイスを栽培していきたい。
そのためには、このスパイスを取り巻く流れを、一過性のブームで終わらせないためにも、一緒に栽培してくれる人、料理人のみなさん、そしてスパイスに興味のある人など、多くの方々の応援、支援、アイデアが必要です。少しでも興味を持たれた方は、FiNANCiEでのコミュニティに参加して欲しい。
そして、この取り組みは、一企業の利益ではなく、やんばるで今もがんばっている農家、そしてそれを食べて応援してくれてる地域の宝から始まり、日本の新しい食文化を創るスパイスになって欲しいと思っている。

2023年は、私の中で「国産スパイス元年」と位置づけ、研究所を立ち上げ、
この夢物語をみんなで実現していきたい。



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