【W杯総括】※各種ランキングあり

【大会概観】
スペイン式ポゼッションスタイルが(暑さも影響して)陰りを見せた節目の大会だけあって、試合展開的にもエジルやオスカル、シルバにイニエスタ、カッサーノといった前の方で違いを生み出す"遅いけど上手い"選手が一様に輝けず、中盤より前はアジリティに優れた"速くて働く"選手の活躍が目立った。つまり単発になりがちなショートカウンター主体の攻撃となれば、GKには切り替え時のスペースをケアする守備範囲、CBにはインターセプト能力とセットプレーでの得点力、そしてCB兼任選手が多かったサイドにこそブロックを作ったあとの遅攻で崩されない対人の強さが要求されることに。攻撃型ポゼッションに対抗する守備型戦術を標榜する上でのチーム作りのヒントがよく見られた大会になったか。MVPはノイアーかマスケラーノで迷って、でもやっぱりおもしろかったからロッベンに」

【印象に残った≪事件≫ベスト5】

5位…"中米の虎"こと《コスタ・リカのビッグウェーブ》。

4位…右からも左からも中央からもアングル問わずとりもとったり得点王のハメ・ドリ。

―ベスト3の前に番外編3選―
◎慈悲深き"仏のベンゼマ"。
◎"セクシーテコンドー"《フンミンのゆううつ》。
◎観る者を惹きつける"ハリウッド式エンタテインメント"。

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「サ」ポートに「シ」ェアと「ス」キ…『「セ」ンスが爆発してますね』という「ソ」ウルフルなリアクションまでお褒めの"サシスセソ"ください!