「TOUCH TO GO」の月額利用料は80万円ですってよ、奥さん!

オープンから2ヶ月経ち、諸々な自粛も解除されてきたのもあって情報が出てくるようになりましたね。

実際、まだ実店舗には行けてないし、不要不急の移動は自粛というのもあるので行く予定もないというのが残念なところです。夏までには行きたいなー。

人件費

んで、記事の中で、

現在のアルバイトの平均時給は、1100円程度。24時間営業のコンビニに常時スタッフが3人勤務していた場合、毎月の人件費として約240万円が必要になる。無人化システムの導入によって、常時1人分の人件費80万円とシステム利用料80万円の合計160万円で運用できる。運用コストを80万円削減できる計算だ。

とあったので、「人件費高いなー」と思い確認してみました。

文章から推測すると、人件費の計算式はこうだと思います。

時給1100円×24時間×30日=792000円

つまり24時間営業の店舗での比較というわけですね。なので、約80万円削減できるというわけです。

店舗に常時3人がいるという事は、実際の店員は5-7人くらいの登録で時間帯で2-4人くらいが勤務しているようなイメージですかね。地方だと繁華街にあるような感じで、郊外店だと人が余るような感じ・・・かな。

なお、適当に時間帯別で割り振って平均してみたら3人だったので、妥当な線かなーと思います。

画像2

郊外店だと、2.5人くらいになるかな?
やる事ないけど、防犯上1人には出来ないしなー。

画像2


営業時間

80万が毎月の固定費になるので、営業時間が短くなればなるほど収益は悪くなります。ざっくりグラフだとこんな感じ。

画像4

人数が1名減っただけではコスト高なだけなので、1.5人減らす(半減する)感じなら、16時間営業以上なら意味あるかも。なお、TOUCH TO GOの営業時間は6:00-24:00なので18時間営業です。なるほど。

画像4

24時間営業とすると、こんなイメージ?

他にもレジ準備金とか売上入金とか責任者がやらなければならない作業に関する時間がなくなるんですが、SUICA決済を現金化するときのコストもあるだろうから時間というか人件費で相殺されるイメージです。


来店客数

そして、気になる同時入店客数は。。。

1つは、カメラ映像からAIが客を判別するロジック。これによって、判別精度が向上し、同時に買い物できる客の数が、実験店での3人から7人に増えた。「さらに改良を加えることで判別できる人数を10人以上にできる」と阿久津社長は話す。

理論最大値で考えて、常時7人は店内に滞在出来るとして、滞在時間が10分くらいだとすると、1時間の客数は、

(60分/10分)×7人=42人

・・・少ないな。。理論最大値は忙しい時間帯で捌ける人数であって欲しいので、本当は、

(60分/10分)×25人=150人

これくらい欲しいところ。現状だと、レジ待ち行列は発生しないかもしれないけど、入店待ち行列が発生しちゃう感じですかね。


・・・でも、今は「3密回避」という大命題が前提になっているので、実は入店待ち行列って受け入れてもらいやすいと思います。
つまり、(ある意味)性能上の限界が時流にマッチして「安心安全なお店」というアピールしやすいというわけです。


とは言え、このシステムを外販するとなると導入店舗側で収支が合わないといけないので、現状は厳しいかな?
多分、店舗から出る段階で決済しないといけないので、商品特定などの裏側の処理に回せる時間が少ないんじゃないかなと予想してます。

「レジなし店舗」ではあるんだけど、「決済なし店舗」じゃないんですよね。ここがポイントなので「買う」ってどういう事だろうというのを分解して再構築する必要あると思うんですよね。

というのは1年半くらい前に書いてたり。

そうか、AmazonGoに初めて行ってから、2年以上経つのか。。。今後の各社の動向を見守りつつ、なんかアレコレしたいところですねー


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?