okkinahashi

遺伝子と疾患に関わる研究をしています。日常と、ごくたまに気になった論文を紹介します。

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最近の記事

Universe 25 Experiments

仕事柄色々な文献を読むのだが、この前非常に興味深い論文を見つけたので共有する。 「universe 25 experiments」というマウスを用いた動物実験であり、米国の動物行動学者John B.C. が実施した観察研究である。以下、実験の概要・デザインを記述する 野生生物において、飢餓・疫病・捕食者など生存に対する脅威がありふれている。それらの脅威が全て排除された時、動物はどのような集団行動を取り、どのような社会形成を行うのだろうか。 【本研究の目的】本研究の目的は

    • スナック、という異世界。

      蔓延防止等重点措置、通称「まんぼう」の規制が緩くなりました。 外で少し食事を楽しめる時間が増えたような気がする。僕は21時までは研究室に篭っているので、 基本ラストオーダーに間に合わない。そこまで恩恵を受けている気はしないのです。悔しい。 大学からは月4万円弱しか貰っていないが、ありがたいことに「薬剤師」という国家資格を持っているので、好きなことをしながら飲みに行けるくらいの給料はもらえている。 たまたま今日はいつもより早く帰れたので、どこかで飲んでから帰りたいな、と思い

      • セレブリティオナニーはセレブリティではない話

        一人暮らしを始めて今年で10年になった。 アニバーサリーである。 おかえりもないのに、「ただいま」と3000回以上唱えていると思うと感慨深い。 大学進学をきっかけに上京して、夢と希望に溢れていた夢の一人暮らし。 今は、「夢ならもう覚めてくれ」と切に思っている。 とはいえ、一人暮らしは嫌なことばかりではない。自分の裁量権が大きいので、ご飯も好きなものを食べられるし、何時まで起きてても誰も何も言わない。 好きなことを好きな時間に好きな場所でできる。 これは純粋に一人暮らしの

        • 小学校で明るかった私が中学で暗くなったきっかけの話

          性格は環境によって変わる。交流関係が変わったり、自分の意思だったり、人それぞれきっかけは違うと思うが、私の場合後者だった。 小学校の時、私は比較的快活な子供だったと思う。当時の小学生はみんなやっていた遊戯王カードやポケモンも強かったし、何より足が速かった。小学生で「足が速い」ということは、非常に強いブランドとして誇れるものだったので、そのブランドを振りかざせば、大体の欠点は帳消しにできるくらいのパワーだった。 明るくて足の速いクラスのお調子者、そんな立ち位置だったと思う。

        Universe 25 Experiments