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あつかったら…ぬげばいい

今回は「あつかったらぬげばいい」という本に出会ったので、感想をまとめたいと思います。

出会い

私は本屋でうろつくことが好きです。(怪しいものではありません)。本のタイトルや目次や帯を見て、この本を読んだらどんな知識や考え方が身につくだろう…と妄想します。(訂正します、怪しいものです)

そんな行動中に素朴な絵と、惹かれるタイトルを目にして、手にとったのがこの本でした。子供向けの絵本かと思ったのですが、いつも心に留めておこう」と思える内容でした。

あつかったらぬげばいい

ページを捲ると、左側にパーカーを着込んだ父と娘?、「あつかったら」。右側には「ぬげばいい」。親子は来ていた服を脇に抱えて何食わぬ顔。
次のページはヘトヘトに疲れたら→歯も磨かずにそのまま寝ればいい。
こんな感じで、1つの見開きに一つのメッセージがあります。

根本の解決にはならないのでは

暑いなら脱ぐ、疲れたら何もせずに寝る。この先も色々面白いことが書いてあります。楽しみながら読みすすめる反面、「良いけど、解決にはならないのでは?」ともツッコミながら読む自分がいます。起きたら着替え、片付け、風呂などが待っているのです。

しかし、更に読みすすめる中で気づいたのことは
自分が抱えているものが少し軽くなったような感覚でした。

「私ひとり」が今のまま立ち向かう問題なのか

仕事や家庭に少なからず「きついけど頑張る」ことは必要です。嫌でも立ち向かうべきこともあります。
ただ、過度なストレスや理不尽、いじめやハラスメントに対して一人で悩み、立ち向かい続ける必要はないかも
そう思います。

おとなでいるのにつかれたら?

楽しく、心に残る言葉の数々の中で、私が気に入った言葉です。
おとなでいるのにつかれたら

あしのうらをじめんからはなせばいい

なんか楽しくなりそうです。

まとめ

今抱えている問題は一人で立ち向かうべきことなのか、
人に助けを求めても良いのでは?
投げ出してしまっても良いのでは?
そんなことも選択肢に加えた上で、立ち向かうことを決める。そう思えた本でした。

人の不幸を願ってしまったとき
自分の居場所がなかったとき
世の中が許せたくなったら

どんな「~すればいい」があるのか
気になった方は読んでみてください。

そろそろ暖かくなってくる季節です。
暑かったら脱げばいい。そんな感じで乗り切りましょう。



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