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初心者ですが、よろしくお願いします。ストーリー投稿していきますので読んでください(^^)

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最近の記事

story 釈放

チリリリっ!朝のチャイムで目が覚めた。 「うぅ。さむっ。」あくびをしながら布団を畳んでると朝食が配膳された。気分は最高にブルー。麦飯と納豆と味噌汁というシンプルなメニューだ。俺は納豆が苦手だから味噌汁をオカズにして飯を食った。 朝食を食べ終えて読書をしてると「中島、取り調べだ」と刑務官が迎えに来て手錠を付けられて腰にロープを巻かれて取り調べ室に引っ張られる。 「中島くん。おはよう。よく眠れたかい?」 俺は「世間話はいいんで聞きたいことなんでも答えるんで始めてください」と返答し

    • story 現行犯

      いつも通り昼過ぎに目が覚める。ようやく手の包帯も取れて骨折も完治に近付いてきた。最近はまた裏バイトを再開してコンスタントに金を稼いでる。1ヶ月で80万くらいは貰ってる。 俺は電車に乗って大宮の美容室に向かってる。ずっとやりたいと思ってたコーンロウにしてもらう為だ。髪を切るの我慢してようやく編み込めるくらいまで伸びた。 店に入って事前に電話で伝えたコーンロウを注文。 「結構痛いからね〜」と美容師に言われた。髪編むのも痛いのか。。俺は痛いのが大好きだな。。 ココナッツの匂いがす

      • story 出所祝い

        11月。10月後半から一気に気温も下がり寒くなってしまった。                肋骨と手首を骨折した俺は凄く生活に不便さを感じてる。特に手首が厄介だった。車の運転なんて本当に大変だ。笑 こんな格好じゃ目立っちゃうから最近は裏バイトもせずに完全にプー太郎してる。笑 包帯が取れればいいんだけどな。 夜8時。隣町の成塚から電話だ。 「秀人が出てきたよー。みんなで飲むけど龍二もくる?」もちろん行くと即決して電車で隣町に向かう事に。                 秀人は隣

        • story 報復

          完全に夏の暑さも過ぎ去った10月。 いつも通り昼過ぎに目が覚める。目が覚めたらすぐにメールをチェックして今夜の仕事の返事を岩上さんにするのが最近のルーティンだ。    俺に振られる仕事は荷物の受け渡しが基本だ。中身が何かは知らないし知らない方が良いだろう。短時間でもほぼ2日に1回は仕事をするから金がどんどん貯まる。ほとんど酒と服、遊びに金使ってる。                      春日部の喧嘩の一件から1週間が経とうとした頃、俺のmixiや前略プロフィールにバンバ

        story 釈放

          story ショッピング

          今日も昼過ぎに目が覚める。携帯で時刻を確認すると14時を回っていた。夏も終わり塗装屋を辞めてからもう少しで2ヶ月が経とうとしていた。夜に寝て朝に起きるという規則正しい生活とは真逆の生活を送ってる。 最近は沼尻に紹介された仕事にも慣れてきて何度か繰り返すうちに罪悪感やドキドキすら無くなってきた。物を預かって指定の場所に置く。ただの作業。 一回1〜2時間で1万5000円〜2万円の報酬だ。割が良すぎて職人には戻れなくなってる。 最近は時計を付けてる男がカッコ良く思えてきて人生初の腕

          story ショッピング

          story 18歳 夏

          ミーン。ミーン。ミーン。蝉の鳴き声大合唱の夏本番。8月だ。                7月は愛車の15マジェスタを購入し、サヤとも別れ塗装屋の仕事も辞め、ノリのような形でグレーの仕事に手をつけるようになったりと変化だらけの1か月だった。                今日は毎年恒例の隣町の先輩、同い年、後輩と海に行く。地元からは俺とリョウ。今年は後輩の藤野も連れて3人が参加する。藤野は高校2年に進級したものの、5月に高校を中退して今はリョウと同じ足場屋で働いてる。    

          story 18歳 夏

          story 高収入

          初めてワンパンで気絶してしまった。 陽が昇り明るくなってきてなんとか運転して帰り自宅に到着。                今まで何度も喧嘩をしたが間違いなく過去1番の相手だ。不思議と仕返しをする気にもならずあっさり負けを認めてる。というかこんだけ圧倒的な差を見せられて勝てる気もしない。笑      そんな事を考えて気づいたらそのまま眠っていた。                    どれくらい眠ったんだろうか。。目が覚めると夜9時になっていた。とりあえず沼尻に昨日の詩音との

          story 高収入

          story ワンパン

          彼女のサヤから妊娠の告白をされてから1ヶ月が経とうとしてる。サヤの両親に挨拶に行った俺は完膚なきまでに反対された。18歳と16歳という年齢の若さもあるとは思うが体に刺青を入れる人間はダメだと言うのだ。まぁ正直、一般的な正論ではあったがとにかくサヤの親は猛反対だった。俺の母親ももちろん反対をしている。半ば強制的にサヤとは別れさせられる結果となってしまったがサヤはまだ産むの一点張り。俺はガキながらに責任を感じていた部分もあった為、サヤがどちらの選択をしようと治療費だけは半額渡す事

          story ワンパン

          愛車購入 15マジェスタ

          7月。夏が来た。誕生日を迎え18歳になった俺はとうとう自動車免許を取得した。 隣町の天野先輩が車を乗り換えるということで免許取得したその日に天野先輩の15マジェスタを30万で売ってもらうことになり一目惚れで即決で現金一括払いした。天野先輩の家の駐車場には既に黒のセンチュリーが止まっていた。センチュリーはめちゃくちゃ渋い。            マジェスタの内装はグレーのモケットシートに茶色のウッドパネルで高級感満載だ。18歳になったばかりの少年には物すぎる1台目に大満足。初め

          愛車購入 15マジェスタ

          story モヤモヤ

          「天気いいな〜」6月。蒸し暑くなってきた水曜日の午前11時。塗装屋の仕事を寝坊して休みになった俺は作業服姿で地元のセブンイレブンの縁石に座り込みリョウとタバコをフカしてる。偶然にもこの日はリョウも仕事を寝坊したみたいだ。                   「せっかくだしさ、着替えてどっか遊び行かね?」とリョウが切り出してきた。「いいね。暑くなってきたし海でも行こうぜ!」俺は二つ年下の彼女のサヤに電話をして海に誘った。サヤは高校を早退して地元まで電車に乗ってきてくれた。俺とリ

          story モヤモヤ

          story 人助け

          桜も散り5月が訪れた。            赤色に染めた髪の毛はやはりしっくりこなくて金髪に逆戻りしてた。             誕生日の3ヶ月前から車の教習所に通えるみたいで俺は再び教習所通いがスタートした。単車の免許を持っていると学科免除みたいでラッキー。教習所の雰囲気ってなんか好きだな。単車の免許とは違って同年代の可愛い子もたくさんいるし。教習所の教官は話上手な人が多くてなかなか面白い。仕事をして教習所に行き充実した日々を送れてるが夜暇になったりするとやはり衝動的に

          story 人助け

          story 再会

          プゥ〜。桜が咲く4月。            俺と成塚は足場の上から街を眺めてペンキまみれの作業着でタバコを吹かす🚬         「俺らも行ってれば高3か〜」なんて成塚は話している。高校に行かず遊びに夢中な青春を過ごしている俺たちは同年代くらいの学生をみて少し羨ましく感じていた。1月に鑑別所を出所した俺は元々お世話になってた成塚のいるペンキ屋で働いてる。出所後にかけた黒髪パンチパーマもまた1か月くらいで落ちて今は赤髪オールバックだ。まぁ元通りって感じか。青色が好きな俺だけ

          story 再会

          story 決別

          年末から年明けはずっと鑑別所で過ごしてもうすっかり1月半ばだ。金髪スパイラルパーマにしてたけど髪色がプリン状態になってしまいみすぼらしい。出所翌日最初に向かったのは近所の床屋。髪をバッサリ切って懲りずにまたパンチパーマにした。笑 髪色も黒染めした。何故か出所するとパンチをあてたくなってしまう。笑       その後は彼女のサヤとあって1か月ぶりのエッチをした。「やっと帰ってきた〜」と言ってくっついてくる。髪型も変えたしとりあえずイオンに行きプリクラを撮ってフードコートでスパゲ

          story 決別

          story 2度目の鑑別所

          17歳の12月27日 夜23時。俺は再び冷たくて重い手錠を付けられてパトカーで地元の警察署に連行された。現行犯逮捕ってやつかな。      パトカーに乗ってから10分も経たずに警察署に到着した。                  「中島。恐喝罪で現行犯だ。」逮捕状を出されてそう言われた俺は2度目の逮捕となった。   「留置所に移動するぞ。明日から覚悟しとけよ」と言われ調べは無しでそのまま大宮警察署に移動となった。留置所に入ると優しそうな刑務官が出迎えてくれた。今回の留置番号は

          story 2度目の鑑別所

          story 仲間

          12月。あと1週間でクリスマスだ。最近尾島先輩から連絡がないからこっちから連絡してみたけど繋がらない。いつもなら必ず折り返しが来るのに。俺はセフレのサヤと付き合う事になった。元々頻繁に会っていたからこれと言って変化は特にないけど。                   成塚も出所してきて隣町のメンバーも秀人以外はみんな社会復帰したからみんなで飲み会を開いた。隣町の一個上の先輩の親が経営してる居酒屋がお馴染みだ。全員未成年と分かっててもバンバンお酒出てくる。笑もうお決まりイベント

          story 仲間

          story ギャルと遊び

          あれから1週間が経過したが尾島先輩から連絡が来ることはなかった。未だにフラッシュバックしてくる。殴られても痛みはすぐに麻痺する。その後の長時間による暴力は精神面を壊され、恐怖を植え付ける。                 また今まで通りの穏やかな日々に戻りつつある。昼は塗装屋の仕事をして夜は地元のリョウ達とバイクで走るルーティンが戻ってきた。いつも通り現場に行きペンキを塗り夜は友達とたわいも無い話で盛り上がる。この日常に安心感があった。あれから普段と何も変わらない日常が戻った

          story ギャルと遊び