この気持ち

ーBBQから1ヶ月後ー

私「そういえばさ。返してもらったの。充電器。」
ゆき「ん?ああ。返してもらったよ。また今度会うんだよね。」
私「あ。そうなんだ。楽しんできてね。」

この時、わたしには好きな人がいた。だからそこまで気にならなかった。だが、ゆきはこうきさんと会うたびにその日何をしたか、何の話をしたかなど、詳しく話してくれていた。

ゆき「それでこないださ、こうきさんと飲みに行ってきたんだけど、こうきさん彼女いるらしくて、でもうまく行ってないんだって。」
私「へえ。てかさ、私もこうきさんと遊んでみたい。今度3人で遊ぼうよ。」
ゆき「あー。こうきさんいつもバイク乗ってくるんだよね。2人しか乗れないから3人は無理かも。」

ーモヤッー
えっ。それなら何で私にこうきさんの話するんだろう。
誰でも楽しそうな話聞いてたら遊びたいって思うでしょ。

私はこの時は単純に、ゆきの行動に対して怒っていると思っていた。

思えばこの時、私の恋はうまく行っていなかった。私の好きだったな人が私の友人まいを好きだと知ったからだ。

続く。

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