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終戦の日

ちきりんさんの記事を引用させていただきました。
昭和20年8月15日の終戦詔勅を分かりやすい現代の日本語に訳されています。

敗戦とポツダム宣言を受け入れる旨の内容ですが、全文読むと、私は右翼ではないけども何故か涙が出てきます。

当時の日本が置かれた苦しい立場、我々の親や祖父母世代の言葉には出来ない苦労、そうしたことが詔勅を通して痛いほど伝わってくるからです。

昨日は戦没者追悼式が日本武道館を中心に各自治体単位で開催されたと思います。
当自治体でも市主催で追悼式が開催され私も裏方として従事しました。

追悼式の祭壇には戦死者の名簿が捧げられました。私の身内でも祖父のすぐ下の弟が南方の島で戦死しています。
追悼式準備中に名簿に大叔父の軍服姿の顔写真と名前を見つけました。

祖父が亡くなる20数年前までは遺族会の活動を活発にしていたと記憶しています。 
弟が戦死した南方の島へ行きたい、そして遺骨収集したい、と生前の祖父はよく話していました。
その希望を果たせぬまま祖父は亡くなりました。
じいちゃん、私が代わりにその南方の島に私は行くからね、と祖父の葬儀の時に誓ったものでした。
しかし遺骨収集という重い作業に当たる勇気が持てず今日まで来てしまいました。

追悼式運営に従事して驚いたのは参列者の高齢化と少なさでした。
参列者は主に戦没者の妻や子やきょうだいです。
妻やきょうだいはほぼ亡くなり生存されていても参列できず、戦没者の子供にあたる方々が参列されていました。
そうした方々も80代が殆どです。

関係者は少なくなっていくのでしょうが、日本人として世代がどんなに変わろうと決して忘れてはならない日だと思います。
だから追悼式は何らかの形で続けていって欲しいと思います。


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