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クソ専業を切るまでの話

これは約半年前に出会ったスロ専業を切るまでの物語である。
眠れないので思い出せる範疇でつらつらと綴る。
文章を書くのに慣れてない為、読みにくいと思うが最後まで読んで貰えれば幸いである。

出会い編

突然だが私は週4日はパチ屋に通うパチスロ中毒者である。
そんな私には一つ願望があった。
「パチ屋での友達が欲しい」
当然中毒者の私も打つからには勝ちたい。
しかし現環境において一番重要なのは”情報”なのである。
専業はためき軍団跋扈するパチ屋において、ピン稼働はとにかく不利なのだ。
私も一早く対象末尾、全台系、法則等を共有しあえる仲間が欲しかった。
それ以上に熱い演出や勝ち負けを共有しあえる友達が欲しかった。
そんな中いつもの如く、近隣の優良店の特日に行った。
公約は”日付と同末尾が1/2で設定5.6”(ex.4日なら末尾4が1/2で設定5.6)
といういかに良い抽選番号が引けるかの日である。
ここの傾向的に機械割の高いAT機(番長・絆等)には対象末尾でもほぼ入らない。
ジャグラー、ハナビ、ハナハナ等のノーマル機にほぼ鉄板で入るのだ。
抽選約120人中30番というなんとも言えない番号を引いた私は、真っ先に
大好きなハナビの島に向かった。いかん、取られている。
踵を返し沖スロコーナーへと向かいハナハナ鳳凰天翔を見ると空いている。
早歩きで向かうと対面から猛ダッシュで来る男がいる。
「やばい、取られる!」と思ったが何故かその男は対象末尾の隣台を確保。
なので私は悠々とほぼ鉄板のハナハナ対象末尾台に座ることができた。

さて、確保できたは良いものの、私はハナビ職人である。
ノーマルタイプは大好きだが、ハナハナは初打ちだったのだ。
とにかくスマホで調べながら回し続ける
するとよく光る。さすが鉄板台。光る度に隣からの視線が痛い。
昼過ぎには2000G程回して合算が1/100前後で、6もありそうな勢いだった
すると隣の男が話しかけてきたのだ。
「めっちゃ調子いいですね!」と
私は嬉しかった。ホールへ通うようになって1年半、ずっと友達が欲しいと思っていた私が初めて他人に話しかけられたのだ。
顔を見るとBEGINのボーカル比嘉栄昇によく似ていた
よって今後こいつを比嘉と呼ぶ。
私「初打ちなんでよくわからないのですが、これ6ありそうですか?」
比嘉「絶対6ですよ!俺ハナハナで喰ってるんで何でも聞いて下さい!」
と頼もしい返答。そうか、こいつは専業か。
比嘉「なんで朝一この台取ったんですか?」
と的外れな質問をしてきた。
私「今日の対象末尾台だからですよ。逆になんでこれ取らなかったんですか?」と訊くと
比嘉「え?対象末尾って何ですか?」
とまさかの返答に戸惑う。本当にスロットで喰っているのか?
私は本日の公約を説明した。比嘉はTwitter等のSNSを見ていないようで
毎日この店舗のハナハナのデータを取って、高設定が入る場所を予測する
スタイルのようだった。なかなかアナログである。
そのまま色々と話したが、どうやら比嘉はここのハナハナのヌシらしく、
初顔の私が出していた為、店側のサクラかと疑っていたようだった。
そんな比嘉は公約の確認方法を教えてくれた私に感謝したらしく、
自分の持ってるとっておきの情報を教えてくれた。
比嘉「ここだけの話、ハナハナは朝一リセ後なら100G以内が激熱です。大体光りますよ!」
とんでもないこと言い出した。流石にボケだろうとツッコミを入れるが、
キョトン顔で「え?これはガチですよ?」と。。。
恐怖である。ハナハナで喰ってるプロがこんなこと言うのか。
仲良くはなれないと思った瞬間であった。
しかしハナハナ愛は本当に凄まじく、都内でハナハナが強い店舗をずっと教えてくれた。

その後も私の台は絶好調で17時頃には3000枚を突破。
初打ちでよくわからないが6でいいのだろう。
比嘉はやたらと13台あるハナハナ内で台移動を繰り返し3万負けていた。
朝一台100G理論を信じているんだな。
そんな中私に先輩からこの後飲みに行こうと連絡が来る
二つ返事でOKである。6っぽいハナハナを終日打ち切るよりも先輩と飲んだ方期待値が高いからである。
先輩は18時過ぎにはこちらに着くようなので、肩を落としもう帰ると言ってきた比嘉に「18時に辞めるけどこの台打ちますか?」と聞くと
「いいんですか!?うわ!めっちゃ嬉しいです!!」と非常に喜んでいた。
辞める時に連絡する為LINE交換をした。
ここでLINE交換したことを私は後悔することになる。

そして18時に先輩からそろそろ着くと連絡が来たので、比嘉にもうやめるとLINEすると2秒で来た。ずっとホール内の休憩スペースにいたらしい。
頑張って下さいと伝えそのまま別れ先輩と飲みに行く。
飲みに行くはずが先輩が飲む前にパチンコを打ちたいと言い出して同店舗でレールガンを並び打ちしハナハナでの勝ち分の半分を失う。キレそうだった。
そして深夜家に着くと比嘉からLINEが来ていた
「結局伸びずにプラス100枚でしたw譲ってくれてありがとうございますw」
3万負けを捲って欲しかったが残念である。単芝にイラっときたが無難な返事をしてそのまま終了。比嘉は終始息が臭かった。

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