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金曜ドラマ「9ボーダー」を観て思ったこと

金曜ドラマ「9ボーダー」を観始めた。
19歳、29歳、39歳の3姉妹のお話であり、
自分が29歳であるというのと、川口春奈さんが好きということで、始まる前からこのドラマは観ようと決めていた。

第一話を観て印象的だったのは、川口春奈さん演じる七苗と、松下洸平さん演じるコウタロウが一緒に桜を観るシーン。
コウタロウが七苗に対して、「桜を観るのは何回目?」と訊いたのに対し、七苗が「29回目」と答えるシーンだったのだが、これを観て、

ああ、桜って自分の年齢分しか観られないんだな

と思った。
1シーズンに観る桜をどうカウントするかにもよると思うが、基本的に一つの季節は自分の年齢分の回数しか過ごせないのだ。
大好きな納豆ごはんは何十回、何百回と食べれるのに、大好きなコーヒーは何十杯、何百杯と飲めるのに、ふわっと優しい気持ちになる春は自分の年齢分しか過ごせないのだ。

そう考えると、急に生きていくことがなんだか切ないものに感じてきて、センチメンタルな気持ちになった。

常にそれを意識して生きるなんて難しいけど、たまにふと立ち止まって、生きていくことの切なさを噛み締めたいと思った。

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