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DOTAMA サバイバル感想




好きなものに対して熱量を調節する
ネジが完全にぶっ壊れてねじ山が崩壊
かしめる器具もぶっ壊れてる女こと私です。


人それぞれ好きなものに対する
アウトプットの仕方って絵だったりアート作品だったり文章だったり違うと思うんだけども、
私のクソバカ熱量文章が読み返したら感想じゃなくで
自分の思いの丈をを綴った
072通信だろってげんなりするときあるので
これから文章書く時6割の力で書きます絶対に。


DOTAMAさんがレーベル設立されて2枚目のアルバム
サバイバルがめちゃくちゃ大好きでほぼ毎日聴いてるのだけど
さっそくアルバムの感想を綴ってきます。(6割のパワーで)



1.無責任

私が文科省の人なら小学生の道徳の教科書に載せてる。
今の日本人全員今すぐ聴いてくれってくらい
大切なメッセージが込められていると思う。
忘れもしない運転中、この曲に込められた
こうじゃないかっていうメッセージに気付いたとき運転中にも
関わらずボロボロ泣いた(割とガチ)。

自分の悲しみや憤りをこの曲のおかげで浄化出来たのと同時に
じゃあこの曲に対して誠実に
聴けるよう清廉潔白に生きて来たのか?って
自分に問いただしたらたぶんまったくそんな事は無いんだと思う。

自分が不当だと思っている怒りを良かれと思った正義心で攻撃するのが
たぶんめちゃくちゃ気持ち良いんだと思うんだけど、
その『不当』を望んでたのは
自分なんじゃないか?ってこの曲聴いて
気付いてしまって自分にゾッとした。

憤怒ポルノを望んでる部分って自分を含めて
皆あるんじゃないかなって思っていて
この曲に対して誠実でいれるために
私に出来る事は10年、20年後の自分に対して
恥じないように生きてく事しか出来ね〜〜〜!!
ってとこまでこの1曲で考え込んでしまった。

無責任は聴けば聴くほど深くて込められてるメッセージが
深すぎて凄いし自分の解釈が第3形態にリビルトしつつあるな。
無責任、自分の指標としての曲だし
自分の責任と言える生き方をしていきたい。
(突然の決意表明)
(ご静聴ありがとうございました。)



2.東京幻想

16分の9拍子の変拍子ラップで
ビートに乗りこなしながらの高速フロウが
エグすぎてDOTAMAさんの表現の多さにひっくり返った一曲。
変拍子独特の気持ち悪さと
DOTAMAさんのリズミカルな高速フロウが
合い極まって聴いていて最高に気持ち良い。

『不幸慣れせず 明日を見つめよう』
この歌詞が本当に分かり過ぎて膝打って膝割れた。

DOTAMAさん自叙伝『怒れる頭』の
上京の章読むと胸が不穏な気持ちに
包まれるんだけど、それを思い出すような一文だなって思う。
腐ってしまうときって本当に負の連鎖で不幸慣れしてしまうから
この歌詞が生きてく上ですごく核心突くような歌詞だなって思う。
歌舞伎でストゼロにストロー刺して
飲んでる女たち聞いてるか!??
エンジェル卸すな今すぐパーソナル通ってサウナに行け。

自分が限界集落出身だから都会に対する偏見が強い。



3.信じる者

最初聴いた時一部センシティブ過ぎてステレオに向かって2度見した。
この曲聴いて、好きなアーティストでも
なんでも推しと言える存在がいるなら
その推しが魅せたい魅せ方以外ファンは
見るべきではないと思うし
それが見る側として正解なんじゃないかなって思う。

アーティストが炎上して矢面に立った時
作品と本人は別物っていう考えは
間違いじゃないと思うけども、それでも
『HIP HOPはリアルを歌う音楽』って信念に何度救われた事か。
いちファンとしてアーティストに対して
面白コンテンツとして求め過ぎて
消費したくないし大盤振る舞いさせたく
ないなって思わせられる一曲。

アンサーソングに
『すべての業は小動物で賄える』って曲書いて欲しい。

てか推しぴがパパラッチの餌食になって欲しくなさすぎん??
対策として『パパラッチの車のマフラーに
バナナを突っ込んでエンストさせる』
というのはどうでしょうか。
(あたしビバリーヒルズコックだ〜いすき!)



4.2m

サビでかかるエフェクトとMVの明け方の人のいない不気味さと
新型ウイルスの得体の知れなさが近未来感があって格好良い。
サバイバルが2020年をパッケージング
してるアルバムだなーってすごく
思うんだけど2mがより2020年そのものを
凝縮してるなって思う。



5.サバイバル
聴いていてめちゃくちゃ楽しい!!
頭ぶんぶん振りながら聴きたくなる。
というかメロディーだけで聴くとアルバム サバイバルは頭振りながら
聴きたくなる曲がたくさんで前回のアルバム社会人と違っていて
またこれも雰囲気が180度違っていて良いな!!

サビの音程が何個あるんだって毎回聴くたび
新鮮な気持ちで驚いてしまう。
MORNING  RUSHのコーラスもそうだけど
喉何個あるの?ってくらい凄い。
すべて聞き取れるくらい滑舌の良さと
それを乗りこなす高速フロウの凄さも
知ってるけど改めてサバイバル聴くと
本当に表現の幅が広いなって感動する!!
強く生き抜くってなんだろう
とりあえず『選挙に行く』かな。。


6.RISE

DOTAMAさんの楽曲は本当に全部好きなんだけど
RISEは本当に大好きで大切な曲で
私のすべての好きなものに対する定礎。

日本三大無常観『平家物語』『方丈記』『RISE』しか認めてない。

諸行無常を歌っていると思ってたけど
聴き込むと実は骨太な詩なんじゃないかな?って新しい発見があって感動した。
初見じゃ分からない実はもうひとつの
メッセージが込められてるDOTAMAさんの
曲の作り方って純文学に近いものがあるんじゃないのかな。
ごめん、あたし純文学村上龍しか読んだ事ない。


最近の流行りの歌をなぞれば
イントロが短い曲が多い時代に
RISEはインロト部分が長くて贅沢ですごく良い。

恨まれ裏切られても自分の稼業を
頑張り通す事って出来るんだろうか。
『這い上がる』って表現で分かる様
地の底まで落ちている状態であろうに
そこに『何度だって』があるのが本当に格好良すぎる。

DOTAMAさんの描く歌詞ってスーパーヒーローしかり、
RISEの『賑わってたブームも終わって』しかり
負ける事だったり移り変わる事を俯瞰的に描けてしまうのが
凄いなって思うし、それすら肯定してくれて
また這い上がるぞって思わせる骨太なところが本当に
格好良いなー!!

だからDOTAMAさんの描く歌詞のテーマって
『不変』じゃなくて『進化』なんだと思う。
出すアルバムがずっと更に更に
格好良くなっていて本当に
最新のアルバムがまじで一番好きって思える。
私は一生は無いと思っているし
けど自分の中で辛かった事が
DOTAMAさんの楽曲で救われたりした事は
紛れも無い事実だから自分の人生に
DOTAMAさんが刻まれているんだと
思うからそれがある事が嬉しい。

本当にRISEは好き過ぎて書き尽くして
もう書く事ほぼ無いな。
Twitterでカワウソの絵ってリクエストして
採用された人羨ましいな〜!!

社会で起きた不当な出来事や
怒りを見逃さずにリリックに落とし込むとこがほんとうに
真面目な男だなと思う。
(私はミニクーパーよりキャデラック大好き)

以上、アルバム サバイバル感想でした。
ご静聴397。(サンキューな)。




ふう、戸愚呂200%のチカラで書いてしまった。

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