きく、ということ

現在、さまざまな支援を受けて
日々の生活をおくっている。

・週に一度の受診
・精神科に付属してるデイケアに行くこと
(担当の職員さんがいる。講義を受ける。)
・週に一度の訪問看護
・親しい人とのやりとり
・先生と呼んでいる素敵な方とのやりとり
・SNSをみたり発信したり

人はひとりでは生きていけないということを実感する日々である。

春のコラボレーション チューリップの中に桜の花びら

そんな中で、私は自分のあり方に悩む。
というのも、退職してから、日々の様子を語る上では
主語が「私」になり、
私は私のことを語るのがとても苦手で、
本当のことこそ言えなくて言葉に詰まってしまう。。

10年前のことになるが、大学に所属した2年間
学生相談室に通ったが、そこでもずっと言葉につまり、
自分から話す場所を求めているにも関わらず
「言えないです」と毎度のように言っていた。
最後まで言い続けてしまっていた。
(ああ10年も経つのか・・本当に変わらないな〜私・・)

そんな中でも、私の話をどうにかして
聞こうとしてくれる方がいて心が動かされる。
主治医の先生は特に、いつも私が答えやすいような
言葉で質問してくださり
私が話しだすと、「◯◯のことを、もっと詳しく
教えてもらえませんか」と言って話しやすいように
導いてくださる。特に成長もせず変わることもできず、
悩むばかりな私を、一度たりとも批判することなく、
ただただ受け止めて励ましてくださる。
こんなにも寄り添ってもらえるのか、と。毎度感動する。

その先生が前回
「ここが安全基地だと思って」と言ってくださった。

対人援助職で働いていた頃、私たち職員は、
「安全基地となれるように」日々心がけて過ごしていた。

そんなこともあり、これまでの先生との関係を
振り返っても、この言葉はとても心強く、うれしかった。いい意味で脱力できた。

先生の存在に助けられて、また一週間乗り切ろうと
思うこともしばしばである。

つづく



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